「住む。」に掲載されました
現在発売中の「住む。」(No..67季刊秋号 農文協)に、小さくではありますが、当事務所の紹介を掲載して頂いています(p.121) 全国の書店で発売中ですので、ぜひご覧頂ければと思います。
また、写真掲載にご協力頂いた建主様に御礼申し上げます。紙面の都合上、全てのお宅の写真を掲載できずに申し訳ありません。他の建主様におかれましては、今後同様の機会があれば、ぜひ宜しくお願い申し上げます。
現在発売中の「住む。」(No..67季刊秋号 農文協)に、小さくではありますが、当事務所の紹介を掲載して頂いています(p.121) 全国の書店で発売中ですので、ぜひご覧頂ければと思います。
また、写真掲載にご協力頂いた建主様に御礼申し上げます。紙面の都合上、全てのお宅の写真を掲載できずに申し訳ありません。他の建主様におかれましては、今後同様の機会があれば、ぜひ宜しくお願い申し上げます。
ふ~、明日の打合せの準備が、最低限仕上がりました。あともう少しですが、ここでブログを(笑) そして今日、地域の方々のありがたさをまた感じる機会がありました。後日!
さて、当事務所では、「リフォーム・リノベーション業務(工事含む)」を始めたことは先日お知らせいたしましたが、それとも関連しますが、当事務所ではこの度、「吹抜対策プロジェクト」を開始したこともお知らせいたします。
私も今まで思っていたのですが、「家づくり」などにおいては、専門的技術性を無視したあやふや、時には誤った情報が、インターネット上にあふれるようになっています。例えば「吹抜は寒いですか?」というものです。回答は「寒い」から「寒くない」までさまざま(さらに言うと、ほとんどが匿名ではありますが、「うちは寒い。後悔している」など、実体験にも基づいているものが多いのがやっかいなのです 苦笑)。他にも「床暖房って良いですか?」など。私見として簡単に申し上げると「状況によります」ということなのですが、それは、「やってみないとわからない、建主様の個人差による」など曖昧なものではないつもりです(「女性は冷えに弱い人が多いから」なども本当によく言われて、もちろん考慮はしないとなのですが、そういうレベルの話ではないはず、ということです)。
例えば吹抜についていえば、吹抜は、平らな天井に比べて、暑さ寒さの影響を受けやすいのは確かなので、「対策をしないと吹抜は寒いです!」というだけのことだと考えています。逆に言えば、吹抜のある状況などを含めて適切な対策をしていけば、「寒さなどの不快感はほとんど感じない、一定の快適性のある吹抜が実現できます」ということです。これらは、当事務所での過去の吹抜、または勾配天井など、暑さ寒さの面で弱点になりやすいけれども、「開放感や空間の演出性など、吹抜等の空間をどうすれば温熱環境の面でも快適に作れるか」において、試行錯誤してきた結果であると考えています(もちろん、今後も精進が必要ですが)。端的に申し上げると、「吹抜の持つ開放性や演出性などの長所と、快適な温熱環境は両立できます!」ということです。
「吹抜対策プロジェクト」のきっかけは、3回目の冬を迎えた「土間のある家」の吹抜空間についてでした。どの方もほとんどそうですが、こちらの建主様もとてもやさしい方で、「吹抜が寒い。でも吹抜はそうだと聞いていたし、窓も大きいし、仕方ないので良いのだけど・・・」と、あまりハッキリおっしゃらないので、それほどでもないのかな?と思ってしまっていました。実際、私が設計監理させて頂いたお宅で、「吹抜が寒い」とのご意見はほとんど頂いていなかったので。ただ、改めて考えてみると、「土間のある家」特有の事情があるのではないか、一度うかがって実際の様子を確認し、対策をご提案した方が良さそうと思い、おうかがいした次第です。(写真は、竣工時の夏の写真ですが、もちろんこの日は、とても寒い夕方以降の時間にうかがいました)
他の、吹抜などがある建主様に改めてヒアリングを行ない、「土間のある家の特有の事情」に、ある程度の予想ができたので、いくつか道具も持ってうかがいました。するとやはり予想通り、「コールドドラフト」が起きていたのでした。簡単に言うと冬などに、窓際の冷気が、「空気の流れとなって降りて来て人に当たること(特に足元など)で、人に不快感を与える現象」です。しかし、吹抜だから必ずコールドドラフトが起こるわけでは全くありません。実際に、「そうしたことはないと思う」との建主様が多かったです。「土間のある家」の場合は、いくつかの条件がそろってしまったために起こっているのだとほぼ確信しました。
そして今回は、インスペクション(住宅診断)の技術などでも紹介されている「非接触温度計(要は、表面温度計)」と、通常の温度計を用いて、外気温、室温、窓や床の表面温度などをデータとして取らせて頂きました。とても貴重なものとなりました。
それより何より、足元がスースーするからとコタツを使い始めて、ずいぶんマシになったと言って下さっていたのですが、窓に面する側のコタツに座ってご説明していたのですが、本当にコールドドラフトは、もちろん程度の差はあるとは思いますが、ここまで不快なものかと改めて感じることができ、これもとても良い経験になりました。こんな思いを建主様にさせてしまっていたことを申し訳なく思いました。
こうした結果から、吹抜対策をいくつかご提案して来ました。費用をたくさん掛けて窓の断熱性能を上げるなどの一般的な対策はもちろんですが、できるだけ費用が掛からず、簡単にできるものも含めていくつかご提案したので、費用が掛からないものから順に試して頂ければと思っている次第です(もちろん、北海道の住宅のように、光熱費が掛かってもガンガン暖房を掛ける、というのも効果的ではありますが・・・) 。
※その後建主様が対策を採られたとのこと(無料で簡単なもの)で、それだけでほとんど改善したとのご報告を頂きました!
そういえば、「吹抜内にリビング階段を設けると、冷気がおりてくる」というのもネットでよく見られ、でももちろん対策できます(対策と言っても、そもそもそうならない方法もあります)。こうした吹抜対策は、新築の設計の際に考慮していくことはもちろんですが、既存の吹抜の寒さなどにお困りの方も、ぜひご相談頂ければと思いますし、必要に応じて吹抜対策のリフォームもご検討頂けるものと思います!(来初冬の対策を見すえての調査が有効かと思います)
最後にですが、こちらの建主奥様は、以前にもお書きしましたが、家の飾りつけがとても上手で、楽しんでいらっしゃいます(笑) この日もドアのガラスに、かわいいプリントが貼られていました。今度また、「家を楽しむ、暮らしを楽しむ」として、ご紹介させて頂ければと思っておりますので、建主奥様、宜しくお願い申し上げます!(笑)
今週通してかなり気温が低いせいもあってか、なかなか雪が融けないですね。
そうした中、「土間のある家」の建主様から、「雪が融けなくて、未だに太陽光発電パネルが発電してくれない」との嘆きを頂きました(苦笑) 確かに天気が回復しても、パネルの上の雪が融けたり落雪してくれないと、発電してくれないことを改めて感じました。
その他、いろいろな感想や対処のご相談などを頂いていてご対応ができずに申し訳ありませんが、もう少しお時間を頂けると幸いです。
今日も結構寒いです・・・。
そういえば先日、「土間のある家」にお邪魔した際に、使用した無垢材等の日焼けが進んでいることを改めて感じました。
着色せずにあらわしにした梁や柱、建具、床材などは、建てたあとに、少しずつ日に焼けていきます。それが自然素材の「味」でもあります。日焼けするということは、樹種にもよるのですが、一般的には、白っぽかった色が濃くなる、茶色や黄色味が強くなるなどが顕著です。
こちらの「土間のある家」では、1階の床材は、表面を仕上げてあるものなので、日焼けはほとんどありませんが、2階の床材は写真のような無垢の杉で、引き渡して約1年半くらいでしたが、結構日焼けしていました。
写真ではわかりづらいかも知れませんが、杉はもともと、木の中心部に近く赤味がかっている「赤身」と、木の周辺部で白っぽい「白太」と呼ばれる部分があり、木からどのように材料を切り出すかによって、それらが入り混じっている材料もあったりします。「土間のある家」のこの杉の床材は、もともとは赤身部分が多かったのですが、それが日焼けに伴って、赤い印象が薄くなり、白っぽくなったり、薄い茶色や黄色がかった印象が強くなってきました。結構早く、ここまで変わるのだなと改めて感じました。
自然素材のこうした経年変化は、よく言われますが、今どきの普通の家が古めかしくなってしまうのとはやはり違います。年を経るにしたがって、風合いが増していきます。それと同時に、その家やそこでの生活の歴史を感じさせてくれるようになります。そうした意味で、自然素材を使うのはとても魅力的なのだなと感じます。もちろん、自然素材を好むか否かは、個々人で差があって当然なことですが。
「土間のある家」でも、今後ますます、楽しい生活が待っていることと思います(笑)
ここ数日、ようやくだいぶ暑くなってきました。
そんなところで先日、「土間のある家」の1年点検に行ってきました。他の用事もあり度々寄らせて頂いていましたが、1年経って、改めて重要箇所を中心に点検をさせて頂き、暮らしている中で支障に感じている部分などをうかがいました。もちろん基本的には、とても快適に暮らして頂いているとのことで良かったです。
建主様ご自身で芝を貼るなど、精力的に外構を作っていらっしゃるのは竣工写真の通りですが、それ以外でも、道路との間で高低差があって危ないところなどに、お手製の四つ目垣ができていました。かなり立派です!
そして、さすがにご実家が農家とのこと、新居を構えたのを機に、いよいよご自身でも畑を始めるとのことで準備をなさっていました。
気になっていた縁側ですが、材種と塗装の組み合わせが、ここで初めて使ったパターンだったのですが、ほとんど吹きさらしの状態ではありますが、とりあえず1年経った時点では、ほとんど劣化やメンテの必要性はないようでとても良かったです。
暮らしの中心であるリビングも、アンパンマンなどのお子さんのおもちゃや、家族の写真など、いろんなもので満たされてきていて、さらに生活感のある良い空間になってきていました。
4月になってここのところ天気が悪いので、こいのぼりをいつ出そうか迷っています(苦笑)
ところで「土間のある家」は、「住宅性能証明」という証明を取得して、今年の確定申告で利用して頂きました。断熱等級4での取得だったのですが、土間が広くて通常の規定が使えず、計算しなければならなくなって大変でしたが、取得できて良かったなと思います。
それとは別に、メンテなども含め「土間のある家」にお邪魔する中で、以前から気になっていた部分も確認させて頂きました。それは、「キッチンのレンガ壁」です。施工中には、紹介する機会がなかったと思いますが、こちらのお宅では、キッチンのコンロ廻りの壁の一部に、建主奥様のご希望により、レンガを貼っています(タイルではなくて、あくまでレンガです)。
キッチンのコンロ廻りの壁は、最近は、汚れが落としやすいようにキッチンパネルをお勧めすることが多いのですが、こちらのお宅は、奥様の調査とこだわりにより、レンガを貼りました。「油はねが味になる」とのことでした。それまで私も知らなかったのですが、コンロの油はねのするような部分について、レンガを貼ると良いというのは、一部では知られていたことのようです。ヨーロッパなどでは、確かに、こうしたコンロの周りをレンガで覆うとのことはよく用いられているようです。
そこで、完成から1年近く経過した「土間のある家」で、「そういえば!」と思って奥様にうかがってみました。すると、コンロの前の面はキッチンパネル、側面をレンガにしているのですが、「キッチンパネルはたまに掃除するけれど、レンガの方は掃除していないです」とのこと。それでも確かに、掃除が必要だと感じるような汚れはない印象です。
もちろん、さらにしばらく様子を観察する必要はあるのかも知れませんが、今のところは、「キッチンのレンガ壁」は、一部情報の通り、メンテが不要な仕上げであるのかも知れないです。ん~、今後も楽しみです!
今年の春に引渡しをした「土間のある家」の建主様が、新築祝いを催して下さったので行ってきました。子供たちも仲良しなので、楽しく遊ばせて頂きました。
引渡し後に今までも、いくつか小さな不具合の連絡は頂いていて(自然素材を使用した場合にどうしても出やすいものがほとんどですが)、手直しもさせて頂いていています。この日もいくつかご指摘を頂き、手直しの手配をさせて頂きましたが、やはり4つの季節を1周するまでは、特にいろいろ出やすいようにも感じます。でも、夏の通風も確保できていて、基本的には、大変満足して暮らして頂いているとのことで良かったです。
ただ、目下のところの建主様の悩みは、吹抜のリビングの暖房をどうしようかということだそうです。床暖房も入れてあるので足は暖かいですが・・・、というところもあり、でもコタツにしてしまうと、奥様が動けなくなってしまいそうと心配なさっているとのことで(苦笑) 吹抜については、今までの設計事例やその後の暮らしぶりをうかがうことで、毎回対策を講じていますが、実際に暮らし始めてから「わが家の場合は、さらにこうした」など、そのご家庭それぞれの特色が出るようです。そうしたこともふまえながら、今後の設計にも活かして行きたいと思います。
いずれにしても、断熱性を高めてある家は、冬は、晴れた日の昼間には、できるだけ太陽の光を室内に取り込んで暖かくしておき、その熱を夜までできるだけ保てるようにして頂くのが、まずは省エネで快適な暮らしの第一歩かなと思っています。
ということで、建主様、今後とも宜しくお願い申しげます!
今日土曜日は、昼間は晴れて気持ちの良い天気でした。
「土間のある家」は、4月に引渡しをした後、建主様が庭づくりに手を掛けていらっしゃって、芝もかなりきれいになって来たので、夏から初秋にかけて竣工写真の撮影をさせて頂くことになっていました。そして今週日曜から週明けがご都合が良いとのことで予定していたのですが、どうも天気予報が良くなく・・・。そうしたところ、今日土曜は、昼間は晴れになりそうとのことだったので、急きょ前日に建主様にご相談して、写真家さんともに日程調整をして頂き、何とか今日、撮影することができました!
天気は写真の通り、少し雲はありましたが、とてもきれいな青空!ラッキーでした!やはり晴れていると、外観など陰影が深くなりますし、空の色と相まって、きれいな写真になりやすいので良いです。写真家さんの他のお仕事の関係で、午前中の比較的早い時間に昼の部を終了することができました。
その後は、「A-BASE」の基礎の立上り配筋の検査もして来ました。とてもきれいに型枠も組まれ、週明けには立上りコンクリートの打設の予定です。
そして夕方には、夜景の撮影で再び「土間のある家」にお邪魔しました。以前にも書いたように、ここの敷地は、榛名、赤城が一望でき、浅間も見えるとても景色のよいところで、夕方に山が映るような写真も狙ったのですが、その頃には雲が増えて山が隠れてしまって残念でしたが、全ての照明を点けての夜景も、とてもきれいでした。建主様にも、休日の朝早くから、持ち物の移動などいろいろとお骨折り頂き、誠にありがとうございました!出来上がったら建主様にお持ちするとともに、WEBサイトにも掲載させて頂くことになっていますので、お楽しみに!
ということで、今週は明日も仕事。頑張らねばです!
7月になりました。今日は梅雨の中休みでしょうか、久しぶりに真夏日になったようです。
さて先日、ちょっと用事があって「土間のある家」にうかがってきました。だいぶ生活も慣れてきたようです。上の写真だとわかりづらいかも知れませんが、建主様がご自分で庭に芝を貼られたと聞いていたので見てみたところ、とてもきれいでした!こちらのお宅も、メンテがしやすいと評判のトヨタの芝、TM9です。
それと、家の中を拝見していると、ところどころに、奥様が作られたという「飾りつけ」(と呼ぶのが良いのかわかりませんが・・・)が施されていました。庭やご近所に咲いていたちょっとした花(?)でも、こうした飾りつけをすれば、立派なインテリアになりますし、季節を感じることもできますね。
家をますます楽しんでいらっしゃるようで何よりです!今後もいろんなものを見せて頂けると良いなと思います(笑)
桜の季節が終わり、新緑がきれいになってきました。
さて先日、「土間のある家」の手直しや残工事のチェックを行ない、それとともにもう一組のお客様に見学して頂きました。お客様はとても喜んで下さっていました。
さて、「土間のある家」は、少しずつ片づけも進み、生活感が出てきました。結構きれいにいろんな色のものがあり、また前面の庭方向を見ると、とても落ち着く印象でした。和室のカウンターは、早速建主様のお気に入りの居場所になったようです。
どのくらい発電できているか見るのが楽しみだそうです(笑)
★レビュー 「緑を眺めながらリモートする小さな家」 「庭野クリニック・あかしあ薬局」 「高崎の二世帯エコハウス」 「K邸増築工事」 「ペット・リフォーム」 「防音室とプライベートバルコニーのある家」 「T-HOUSE」 「ウッドデッキのある平屋の家」 「夫婦で暮らす平屋の家」 「石原町の家」 「ボルダリングができる家」 「A-BASE」 「土間のある家」 「高崎の家」 「ball-house」 「クラガノキューブ」 「S-HOUSE」 「M/R リフォーム」 「K-HOUSE」 「前橋のコートハウス」 「夕涼みの家」 「高崎の黒い家」 その他 リフォーム・リノベーション 吹抜対策・温熱環境 地域 子ども 家・暮らしの・楽しみ、こだわり例 庭・畑・農業 建築 雑記 食
最近のコメント