建築

2023年9月 2日 (土)

関東大震災から100年

途轍もない暑さが続く今夏も、8月末日からは、夜にエアコンをつけなくても、扇風機で寝られるようになってきて、「ぐっすり寝てる感」が少し出てきたようにも思います。8月にバタバタしていて対応できなかったことも、頑張っていかねばです。他方、福島原発の処理水放出による中国の対応や、日本男子バスケがオリンピックに出られるかどうかなど、話題はたくさんあるようです。

さて、今日9月1日は、関東大震災からちょうど100年とのことで、報道各社でも、いろんな番組などをやっていました。幼いころに、関東大震災が起こった年号を憶えて、ずいぶん前のこととの印象でしたが、100年という区切りがとうとう来てしまったなという印象です。関東大震災や南海トラフ地震は、以前にも書きましたが、どの程度までの規模になるかはわからないとしても、経験的に、近い将来に必ず来ます。そうした首都を中心とした大地震に、今の政府がどこまで対応策を準備しているかは、個人的には全く期待していませんので、自分自身でできる準備はしたいと思いますし、東京など首都圏の中心で生活している方々には、さらにハイレベルでの自己防衛策の準備を勧めたいと思うところです。

いずれにしても、早く昼間の猛暑が収まってほしい~と思う、今日この頃です。

2023年7月 6日 (木)

上毛新聞すみかくらぶ 掲載

今年の夏はやはり暑いのでしょうか...。

さて本日の上毛新聞すみくらぶに、年に1回の「すみか建築家くらぶ」のカラー掲載がありました。

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今年は安中シリーズとして、竣工写真を撮影させて頂いている「土間のある家」と「夕涼みの家」から2枚を使わせて頂きました。建主様、ありがとうございました!

毎週木曜に発行されてきた「すみかくらぶ」も隔週になり、SNSなどとの連携を強化していくようです。

 

2023年6月 9日 (金)

曳家(ひきや)工事中

またまたご無沙汰になってしまいました。太平洋側を中心に線状降水帯がいくつも発生した先週の豪雨もすごかったです。

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ところで、現在各所で工事中の西毛広域幹線道路ですが、その沿線で、蔵の曳家(ひきや)工事をしていたので、写真におさめてみました。普段はなかなか見られない工事かと思いますが、こんな感じで建物を上に持ち上げて、別の位置に移動させます。この蔵も大事に使われて来たのでしょう、曳家で残って良かったです。

2023年4月 9日 (日)

消防検査・水圧開放装置

新年度になり、桜の季節もあっという間に終わりそうです。

さて先月の話になりますが、施工中だった物件の、もろもろの検査がありました。その中に、消防署による検査がありました。消防検査は、一定用途の一定規模以上の建物が「防火対象物」とされ、建物の使用を開始するために届出をして検査を受ける必要がある、というものです。

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この建物では、久しぶりに「水圧開放装置」があり、それが適切に作動するかも検査の中で確認されました。
建物単体にかかる法規としては、建築基準法や消防法が主となりますが、消防法の中では、防火対象物の「火災が発生した際に、建物の各階が、消防隊が突入して消火や取り残された人の救助をするための窓があるか」によって、求められる消防設備がかなり違ってきます。そうした「窓」のひとつとして、シャッターなど、ガラス窓のように割って消防隊が進入できない開口部し主に設けられない場合に、「消防車からの放水の圧力(水圧)で自動的に開けられる装置」というのを付ける場合があり、それが「水圧開放装置」です。ここでは、写真のシャッターに付けられた水圧開放装置に実際に水圧を掛けて、シャッターが開くことを確認しました。

この日も問題なく検査に合格となり、良かったです。

2023年3月16日 (木)

東京で200棟の高層ビル計画~?

12年後の3.11が過ぎました。原発再稼働との大きな方針転換が安易になされてしまう日本に、やっぱり終わってるな...と思います。
WBCは盛り上がっていますね~。今日はイタリアとの準々決勝で、大谷投手の先発、ダルビッシュ投手も登板との予定になっています。
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さて、しばらく前に放送された時に書こうと思っていたのが遅れてしまいました。

NHKの『クローズアップ現代』で、「東京大改造2023」と題して、東京五輪バブルかと思われていた東京大開発が、著しく進んでいる現状などを放送していました。番組を録画しそびれて、「見逃し」の映像の画面をたまたま撮影したのですが、東京都心では、今後も200棟以上の高層ビルの建設が予定されているとのことでした。こうした状況やコロナ禍からの本格回復の流れなどもあり、東京の友人などは、現場の職人さんのみならず、設計・施工も人手争いになっているとも言っていました。いつまで続くかはわからないけど、とのことでしたが。

こうした大規模プロジェクトというのは、計画開始から10年スパンの時間が掛かるので、一度プロジェクトが始まると止めづらいとの傾向があるそうですが、とはいえ、この人口減少の日本。東京への一極集中などといっても、地方から流入する若者自体も少子化で減少しつつあるわけで、東京の人口減少が始まりも近づいているとされているのに、明らかに作り過ぎなのでは?と大きな疑問を感じざるを得ませんでした。お情け程度に、一応、オフィスが供給過剰になる2023年問題との不安要素も取り上げていましたが、周辺部の古いオフィスビルに空きが増えてくるので、リノベーションなどで活性化を、など言っているくらいでした。

こうした新しい高層ビルなどを多く建てるのは、上海やシンガポールなどとの都市間競争に東京が勝っていくために必要だから、ということのようで、渋谷も若者の街からITベンチャーの街に変化していく、グーグルなども入居するなどありましたが、はぁ...。

東京は、直下型の大地震が定期的に来ることが歴史的にわかっている街であり、国内企業も、首都直下地震を想定して、本社機能の一部を災害の少ない地方に移したりもしているのに、余程他の魅力があれば別ですが、わざわざ好き好んで東京にアジア方面の拠点を設ける海外企業がどれだけあるのだろう?と思ってしまいます。
番組では、地震などによる停電対策として、地下に自家発電設備を設置しているビルや、谷地形である渋谷の地下に治水対策としての雨水貯留施設を設けたりなどの例も紹介していましたが、他のインフラなどが、こうした地震になかなか対応できていないのは明白ですので、都市機能、日本全体の麻痺状態がしばらく続くであろうと思われるのですが。

ちなみに価格がさらに上昇中とのタワマンも、投機目的や一部のパワーカップル、地方富裕層の相続税対策など、購入者はいろいろ言われるようですが(世帯年収1千万くらいでも夫婦のペアローンでより大きな融資を受けて億ションを購入するケースも、他のメディアで紹介されていました。「主要な駅近億ションの資産価値は下がらないと見込んで」だそうです。でも、そもそもペアローンのリスクの高さも指摘されますが)、個人的には東京近辺の、しかも埋立地のタワマンなんて、タダで良いと言われても住みたくないです...

ということで、今後東京がどうなるのかも、やはり気になるところです。


2023年2月22日 (水)

八重洲ブックセンター 一時閉店

少し遅れてしまいましたが、トルコ・シリア大地震では、大きな被害が出たことを痛ましく思います。できるだけ多くの生存者が発見され、早く今までの生活を取り戻されることを祈念いたします。

ところで先日、久しぶりに東京、特に東京駅八重洲口方面へ数日出掛けたので、八重洲ブックセンターに寄るのを楽しみにしていました。

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お店は、東京駅八重洲南口の近くにあり、建物としては、鹿島建設による設計・施工の、1978年竣工としては、先進的な建物だっただろうと思います。建築系の専門書店としては、神田神保町にある南洋堂書店が、業界的には一番有名と思いますが、京浜東北線を使う機会が多かった私にとっては、建築専門書や、それ以外の専門書も含めて、最も行った書店だろうなと思います。

そして、その八重洲ブックセンターが、「3/31をもって閉店する」とのお知らせがあって、とても衝撃的でしたし、感傷的にもなりました。

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それでもネットで調べてみると、再開発による建て替えによる閉店で、2028年に再度開店、それまでは移転して営業はなされるとのことなので、少し安心しましたが...。考えてみれば、やはり神田神保町の三省堂書店も現在建て替え中で、小川町の仮店舗で営業中とのことですが、在庫は今までの1/4程度とのことで、忙しい中で足を運ぼうとの気にはなりませんでした。

いずれにしても、学生の頃から慣れ親しんだ八重洲ブックセンターの建物が建て替えられてしまうことは、とても残念だなと思います。

そして、東京については、NHKの番組などで、「今後200棟ほどの高層ビルの建設が計画されてる」とも聞き、「無理筋だろう!」と冷めて見ていたのですが、久しぶりの東京駅周辺は、とても現代的でおしゃれなビルが増えていて、それはそれできれいで、人をひきつけるのだろうなと思ったりもしました。

そんな記事は、また近いうちにと思います。


2022年11月13日 (日)

建て方

先週は、とても良い陽気の日が続きました。今年は紅葉もきれいらしいですが、ここ数年に比べて早い気もします。

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鉄骨造の建て方の現場風景です。

2022年10月15日 (土)

基礎工事・埋戻し 完了

基礎工事が済んで、埋戻しが完了しました。
鉄骨の建方を待つ状態です。

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2022年9月30日 (金)

アシックスの安全靴

最近、現場の人がカッコいいシューズを履いているなぁと思って聞いたところ、アッシックスなどのスポーツメーカーが、安全靴を出していることを初めて知りました!

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写真はその一例ですが、重い物を落としてしまった場合のつま先保護や、1cmの長さの釘が刺さっても大丈夫とも言われる厚いソールなど、スポーツシューズなのに従来の安全靴のような性能を持っていてすごいなぁというのもあるのですが、他のメーカーのものも含め、基本はひも靴のようですが、脱ぎ履きしやすいマジックテープのものや、ゴルファーを中心にすっかりお馴染みのBOA(ボア:ワイヤーが入っていて、それをクルクルと巻くなどで開閉させる装置)のタイプなどもあるのに、さらにビックリでした! 色も、赤や青など、地味になりがちな現場の服装に、明るさを添えてくれそうです。赤かグレーかで迷いましたが、無難にグレーにしてみました。

私のような仕事だと、現場でも多少はありますが、外で現場を見たり測ったりして、打ち合わせなどでスリッパに履き替えて屋内に入るを繰り返すなど、靴は脱ぎ履きがスムーズにできると良いなと思う中、私個人はひもの無いタイプの靴を多用していますが、マジックテープやBOAなら、そうした問題も解決です!

さらに、アシックスのサイトを見ると、転倒しづらい、帯電しづらいなどいろんな工夫がされているとのことで、すごいな~!と。

実際とすると普通の靴よりはやはり少し重いので、街歩きには向かない印象ですが、仕事での外出時には必ず履くようにしたり、いつでも履き替えられるよう、車に積んでおくのも良いなと思ったのでした!

2022年9月22日 (木)

基礎配筋

ここ数日、朝晩の気温が急に低くなり、秋めいて来ました。
みなさま、体調など崩されませんよう。

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さて、基礎配筋です。
この建物は独立基礎なので、基礎の最も深い部分で、地面から約1.5mあり、作業をする人は、はしごを昇り降りします。

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