『SDGsの大噓』的な視点も持っておくのもよろしいかと...
年内に仕上げないといけないものが重なっています。あとひと踏ん張り!
昨夜はテレビを点けて仕事その他をしていましたが、「クロ現」がまたマンション管理の問題を扱っていました。鬼怒川温泉などの廃墟解体にはお金を出さないのに、民間のマンション管理に税金を投入するなんて、建てた者勝ちだな~と憤ったり、そのあとの「プロフェッショナル」を流れで点けていたら、落合陽一を取り上げていて、なかなか楽しい夜でした(笑
先日よく寄るコンビニで、フジテレビの「ホンマでっか!?TV」によく出ている池田清彦さん著の『SDGsの大嘘』という親書が売っていて(しかも面陳列!)、「養老孟司氏推薦」(共著もある仲良しのようですが)などをはじめとするインパクト強めの帯にもひかれて、つい買ってしまいました(苦笑
(ということで、帯付きの画像を)
こうした、いわば主流と思われるものを否定する、疑ってかかるスタンスは、いろんな事柄についてにあると思いますが、「地球温暖化の主要因がCO2であると断定することは、現在の科学では難しいらしい...」というのは、以前から何となく聞いていて、「どっちなんだろうなぁ」と常々思っています。
田中博さんの『科学は嘘をつかない。でも科学者は嘘をつく』といった日経ビジネスの記事も、上の本と同様の内容になっています。(『気候変動の真実 科学は何を語り 何を語っていないのか』スティーブン・E・クーニン さんというアメリカの科学者によるわりと知られた本も紹介していて、「地球温暖化についての自由な議論が、2014年に、急に政治色が強まり、流れをまとめられていってしまった」的なことが書かれています)
この『SDGs...』の概要としては、「SDGsの17の目標は、ひとつひとつは誰も反対のできないような素晴らしいことが並んでいるが、これとこれを同時に達成するのはまず不可能、というものがいくつもある」(例えば、「貧困や飢餓を無くす」ということと「海の豊かさ、陸の豊かさを守るやエネルギーをみんなに、は両立できない、など」)ということを例示した内容となっています。池田さんだから、新書だから、というのもあると思いますが、ごく基本的な理科の知識があれば、誰でも簡単にわかるような読みやすさも特徴でしょうか(個人的には腑に落ちない部分もいくつかありましたが)。
「ではどうして、誰も彼もがSDGsと言っているかと言うと、大きな利益のために誰かによって流れが作られていいて、そうなってしまうと、それに抗うのは難しいから。(地球温暖化の問題で)CO2が悪者ではないとなると、太陽光発電やEVなど、既に進んでしまっている産業に正当性がなくなってしまうから」と。特に日本の場合、政府の意向があると、マスコミや産業界もそれに乗らざるを得ない傾向があり、一度その方向に動き出すと、その正当性がないとわかったあとでも、ずっとそのまま残ってしまう傾向があるとして、太平洋戦争中の世論扇動、ダイオキシン問題(あれはマジどうなっとんねん?)や、ハンセン病の隔離政策などを挙げていたのは、まあある話とは思いますが。
「ホンマでっか!?TV」でも、「CO2なんか多少出しても問題ない」などと武田邦彦さんとたまに発言しているのに、全てカットされているとも書いていました。
ちなみに、裏の帯はこんな感じです↓ 実にキャッチ―です。
今年はいろいろと秘密、暗黙の了解、不可解だったものが「はがされて」、「めくられて」、さらには年末には、自民党の派閥の裏金が、リクルート事件以来の大きな事件になりそうな気配になってきました。誰もが守らなければならない、持っておくべきと思われる価値観などももちろんありますが、いろんなことについて、いろんな視点からものを見ておくことは、一般論として、とても大切だろうなと思うところです。
最近のコメント