消防検査・水圧開放装置
新年度になり、桜の季節もあっという間に終わりそうです。
さて先月の話になりますが、施工中だった物件の、もろもろの検査がありました。その中に、消防署による検査がありました。消防検査は、一定用途の一定規模以上の建物が「防火対象物」とされ、建物の使用を開始するために届出をして検査を受ける必要がある、というものです。
この建物では、久しぶりに「水圧開放装置」があり、それが適切に作動するかも検査の中で確認されました。
建物単体にかかる法規としては、建築基準法や消防法が主となりますが、消防法の中では、防火対象物の「火災が発生した際に、建物の各階が、消防隊が突入して消火や取り残された人の救助をするための窓があるか」によって、求められる消防設備がかなり違ってきます。そうした「窓」のひとつとして、シャッターなど、ガラス窓のように割って消防隊が進入できない開口部し主に設けられない場合に、「消防車からの放水の圧力(水圧)で自動的に開けられる装置」というのを付ける場合があり、それが「水圧開放装置」です。ここでは、写真のシャッターに付けられた水圧開放装置に実際に水圧を掛けて、シャッターが開くことを確認しました。
この日も問題なく検査に合格となり、良かったです。
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