東京で200棟の高層ビル計画~?
12年後の3.11が過ぎました。原発再稼働との大きな方針転換が安易になされてしまう日本に、やっぱり終わってるな...と思います。
WBCは盛り上がっていますね~。今日はイタリアとの準々決勝で、大谷投手の先発、ダルビッシュ投手も登板との予定になっています。
さて、しばらく前に放送された時に書こうと思っていたのが遅れてしまいました。
NHKの『クローズアップ現代』で、「東京大改造2023」と題して、東京五輪バブルかと思われていた東京大開発が、著しく進んでいる現状などを放送していました。番組を録画しそびれて、「見逃し」の映像の画面をたまたま撮影したのですが、東京都心では、今後も200棟以上の高層ビルの建設が予定されているとのことでした。こうした状況やコロナ禍からの本格回復の流れなどもあり、東京の友人などは、現場の職人さんのみならず、設計・施工も人手争いになっているとも言っていました。いつまで続くかはわからないけど、とのことでしたが。
こうした大規模プロジェクトというのは、計画開始から10年スパンの時間が掛かるので、一度プロジェクトが始まると止めづらいとの傾向があるそうですが、とはいえ、この人口減少の日本。東京への一極集中などといっても、地方から流入する若者自体も少子化で減少しつつあるわけで、東京の人口減少が始まりも近づいているとされているのに、明らかに作り過ぎなのでは?と大きな疑問を感じざるを得ませんでした。お情け程度に、一応、オフィスが供給過剰になる2023年問題との不安要素も取り上げていましたが、周辺部の古いオフィスビルに空きが増えてくるので、リノベーションなどで活性化を、など言っているくらいでした。
こうした新しい高層ビルなどを多く建てるのは、上海やシンガポールなどとの都市間競争に東京が勝っていくために必要だから、ということのようで、渋谷も若者の街からITベンチャーの街に変化していく、グーグルなども入居するなどありましたが、はぁ...。
東京は、直下型の大地震が定期的に来ることが歴史的にわかっている街であり、国内企業も、首都直下地震を想定して、本社機能の一部を災害の少ない地方に移したりもしているのに、余程他の魅力があれば別ですが、わざわざ好き好んで東京にアジア方面の拠点を設ける海外企業がどれだけあるのだろう?と思ってしまいます。
番組では、地震などによる停電対策として、地下に自家発電設備を設置しているビルや、谷地形である渋谷の地下に治水対策としての雨水貯留施設を設けたりなどの例も紹介していましたが、他のインフラなどが、こうした地震になかなか対応できていないのは明白ですので、都市機能、日本全体の麻痺状態がしばらく続くであろうと思われるのですが。
ちなみに価格がさらに上昇中とのタワマンも、投機目的や一部のパワーカップル、地方富裕層の相続税対策など、購入者はいろいろ言われるようですが(世帯年収1千万くらいでも夫婦のペアローンでより大きな融資を受けて億ションを購入するケースも、他のメディアで紹介されていました。「主要な駅近億ションの資産価値は下がらないと見込んで」だそうです。でも、そもそもペアローンのリスクの高さも指摘されますが)、個人的には東京近辺の、しかも埋立地のタワマンなんて、タダで良いと言われても住みたくないです...
ということで、今後東京がどうなるのかも、やはり気になるところです。
最近のコメント