桑の実・ドドメ
今年の梅雨入りは遅れそうとの予報がしばらく前にありましたが、週明けにいきなり、関東甲信地方が梅雨入りしたとのことです。
今日は季節ネタをひとつ。先週の5月末に、たまたま道をジョギングしていたら、道路が汚れているので、よけて通りましたが、よく見たら潰れたドドメのようで、上を見たら、確かに桑の木がありました。
ある程度の年齢の方はご存知と思いますが、ドドメは、桑の実のことで、熟すと紫色になって甘いので、幼少期にはよく取って食べたことを思い出します。確か、桑の木を食べてしまう害虫として何とかカミキリ虫というのが出るので、それを捕まえてどこかに持って行くと、ちょっとした物品などと交換してもらえるのも、子どもにとっては小さな楽しみだった気がします。私たちが子どもの頃は、群馬県らしく、自宅の周りも桑畑が多く、自宅2階を養蚕小屋にしている家も数軒ありました。ご存知の通り、次第に海外の安い繊維や絹に押されて、日本での絹の生産は本当に少なくなりました。
そうした名残で、たまに伐採などされずに残った桑の木を目にすることがありますが、今回は、落ちているドドメで、「こんなところにも桑の木があったのかぁ」と、桑の木があることに気付きました。何だか懐かしく思いました。
最近のコメント