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2020年8月14日 (金)

環境にやさしく、埋蔵文化財・狭小地でも使える地盤対策―ジオシート

あっという間にお盆になってしまいました。火曜には伊勢崎と桐生で今年初の40℃越えなど暑さが大変でしたが、今日などは風もあって、少し楽になった感じです。そして東京は、2週連続で新型コロナの新規感染者数が減少しているようなので、ピークアウトしてくれていれば良いのですが。

さて、「クリニック+薬局」は、長梅雨で若干の遅れはありますが、順調に工事が進んでいます。
しばらく前の工事でしたが、今回クリニックの方では、地盤改良の代替として、初めてジオシート工法というものを使いました。

200814

この現場では、ここ10年ほどの中で初めて(今までがたまたまだったようですが)、地盤改良が必要との判定になりました。以前は鋼管杭、最近ではコストの面からセメントによる柱状改良が多くなっていますが、今回は諸事情により、このジオシートを使うことになりました。通常の地盤改良は、地盤の下の硬い層まで杭を打ち込んで建物を支えて沈下を防ぐものが多いですが、このシート工法はうそのような話ですが(笑)、地面にシートを貼って、その表面張力により建物の沈下を防ぐという方法で(豆腐の上に分銅を置いて沈んでしまう場合でも、ティッシュを1枚敷くと沈まなくなるのと同じとのこと)、私は今回初めて知ったのですが、実績もしっかりあるようです。

ジオシートは、通常の地盤改良より費用が高いことが多いようですが、杭を打ち込まないので騒音や振動がない、大型重機が入らないような狭小地でも施工ができる、さらには、セメント系の柱状改良で懸念される「六価クロム」が土に流れ出ることがないことから、環境問題に関心のある方にも向いている、埋蔵文化財がある敷地で、そもそも基礎が浅い木造建築物などで、高価な埋蔵文化財調査を避けて文化財を傷つけないようにしたい、などのケースでもニーズが多いとのことです。

シートの種類は違うそうですが、海外では、空港(特に埋立地などは、沈下の問題が深刻で、杭などではなかなか対処が難しいです)やTGVなどの地盤対策にも使用されているそうです。このあたりでは、桐生のセンシングさんという会社が計画と施工をしてくれます。これも初めて知ったのですが、昔は日建学院が工事関係もしていたとのことで、それが前身だそうです。

初めての工事だったのでほとんどを見ていましたが、とても新鮮でした。


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