地震続く
今日は久しぶりに太陽が拝めました。また明日は天気が悪くなるようで、今年の梅雨は、結構梅雨らしいようです。空を撮影する趣味はとりあえずないのですが、気持ち良かったので一枚撮ってみました。
日曜に、群馬を震源とした最大震度5弱の地震がありました。わが家のあたりは震度3でしたが、もっと揺れたような気がしました。自分は大したことはなかったですが、群馬が震源とのことで、県外から心配して連絡をもらいました。
そんなこんなと思っていたら、月曜朝に、大阪北部を震源とする最大震度6弱の地震が発生しました。朝から少しテレビを観ていましたが、ああした災害は、時間が経つにつれて被害が見えて来るんだなと改めて感じました。
小学生が倒れたブロック塀にはさまれて亡くなったのは、公共の施設のものであっただけに、なおさら悔やまれます。改めて見返してみてみると、ああした危険なブロック塀は、意外とあるのだなと感じます。
どうしてブロック塀が多いかと言われれば、目隠しとして使う塀の中では安価であること、法的(法律ができる前からあるものは「違法」ではなくて「既存不適格」と言い、「次に作るときには現行法に則って作ります」というものです)、構造的に必要な控え壁が省略されてしまうことが多いのは、「要は邪魔だから」で、塀は基本的に確認申請の対象にならないので、安易に作ってしまうことが多いからだと思われます。
ただやはり、過去の地震から法改正もありましたし、最近では行政も、建て替えの際に敷地内に古いブロック塀がある場合は、安全性に問題ないことを示すように指導することが多くなってきたようには思います。着実に建築物などの安全性が確保されるようになって欲しいと思います。
でもおそらく、悲しい事故が起こってしまう一番の原因は、これだけの地震大国に住みながら、「うちは、自分は大丈夫だろう」と思っている方が多いからではないかとも思います。自分もより一層気を引き締めていかねばと思います。
地震のあった日にとある役所の建築関係の部署に行ったら、おばあさんが窓口で、「瓦屋根を軽いものにするのに補助金はあるのか」など、熱心に質問していました。
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しかし・・・、建築や震災関係の報道って、これほどいい加減なものだったかなと愕然とします。ヘリから中継している若いらしき記者は、災害の際に特に壊れることが多い屋根の「棟」の語彙がないらしく、「屋根の一番上」などと言っていたり、プールで倒れた塀の鉄筋が基礎から数10㎝出ている状態を、プール施工後に後から施工したであろうことをふまえずに「鉄筋が切れている」という記者がいたり、あの安藤優子さんでさえ、「鉄筋」のことを「刺し筋」だかなんだか変な言葉で伝えていました。「鉄骨」と「鉄筋」をごっちゃにしている方はよく見掛けますが、建築関係のことは、専門家であっても、若い人は駆け出しの頃は、長年生きている高齢者の知識・経験にかなわないことが多々あります。報道の方々も、もっと勉強して正確に伝えるとの謙虚さを持って頂きたいと、偉そうですが思う次第です。
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