「シャープ芯」講演会
新緑やハナミズキがきれいだなと思っていたら、もう既に緑が濃くなり始めました。新緑の季節って短いのだなと改めて感じます。
さて、しばらく前のことですが、学校の同窓会があり、三菱鉛筆の群馬工場でシャープペンシルの芯の研究開発をしている、坂西聡さんという優秀な後輩が、仕事についての話をしてくれました。
三菱の鉛筆やシャープ芯といえば「ユニ」シリーズですね。彼はその中でも、「ナノダイヤ」というシャープ芯の開発に責任者として携わっていたということです(確か)
三菱 ユニ ナノダイヤ
シャープ芯というのは、折れにくさと書きやすさをいかに実現するかが大きな課題だそうで(確かに自分たちが使い始めた頃のシャープ芯って、ポキポキよく折れてたような)、そうした中で、鉛筆の主成分である黒鉛同士をどうくっつけてなど、試行錯誤を繰り返しながら開発を進めていったそうです。簡単に書き過ぎかと思いますが(苦笑)、結構専門的なことをいろいろ話してくれたので、ついていけない部分もありましたが、普段建築を仕事にしている私のような者にとってはとても新鮮なお話でした。
その他にも、ペンタブレットなども増えている中で、アジア諸国はまだまだ「書く」というニーズが増えるので、そうした方面にも投資しているとか、いろんな色のシャープ芯を販売するようになっている、子どもたちの教科書にカラーのものが増えて、その分、紙質が変化しているので、カラーの教科書にも書きやすい芯を作っているとか、なるほどな~と思うことがたくさんありました。
聴講者が40名ほどいましたが、みなさんとても新鮮だったようで、彼にいろいろ質問したりもして盛り上がっていました。
別の点では、最近私の子どもも小学校高学年になり、そしてAIやロボット、人口減や人手不足、都市部への人口集中が進むのかなど、将来を見据えるのはもちろん簡単ではありませんが、大きくなったらどんな仕事に就くのか少しずつきになるようになってきました。父親として、必要あれば助言などできるよう、そうした面からもいろんな視点を持っておきたいなと思ったりしました。
最近のコメント