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2017年2月14日 (火)

「吹抜対策プロジェクト」始動!

ふ~、明日の打合せの準備が、最低限仕上がりました。あともう少しですが、ここでブログを(笑) そして今日、地域の方々のありがたさをまた感じる機会がありました。後日!

さて、当事務所では、「リフォーム・リノベーション業務(工事含む)」を始めたことは先日お知らせいたしましたが、それとも関連しますが、当事務所ではこの度、「吹抜対策プロジェクト」を開始したこともお知らせいたします。

私も今まで思っていたのですが、「家づくり」などにおいては、専門的技術性を無視したあやふや、時には誤った情報が、インターネット上にあふれるようになっています。例えば「吹抜は寒いですか?」というものです。回答は「寒い」から「寒くない」までさまざま(さらに言うと、ほとんどが匿名ではありますが、「うちは寒い。後悔している」など、実体験にも基づいているものが多いのがやっかいなのです 苦笑)。他にも「床暖房って良いですか?」など。私見として簡単に申し上げると「状況によります」ということなのですが、それは、「やってみないとわからない、建主様の個人差による」など曖昧なものではないつもりです(「女性は冷えに弱い人が多いから」なども本当によく言われて、もちろん考慮はしないとなのですが、そういうレベルの話ではないはず、ということです)。

例えば吹抜についていえば、吹抜は、平らな天井に比べて、暑さ寒さの影響を受けやすいのは確かなので、「対策をしないと吹抜は寒いです!」というだけのことだと考えています。逆に言えば、吹抜のある状況などを含めて適切な対策をしていけば、「寒さなどの不快感はほとんど感じない、一定の快適性のある吹抜が実現できます」ということです。これらは、当事務所での過去の吹抜、または勾配天井など、暑さ寒さの面で弱点になりやすいけれども、「開放感や空間の演出性など、吹抜等の空間をどうすれば温熱環境の面でも快適に作れるか」において、試行錯誤してきた結果であると考えています(もちろん、今後も精進が必要ですが)。端的に申し上げると、「吹抜の持つ開放性や演出性などの長所と、快適な温熱環境は両立できます!」ということです。

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「吹抜対策プロジェクト」のきっかけは、3回目の冬を迎えた「土間のある家」の吹抜空間についてでした。どの方もほとんどそうですが、こちらの建主様もとてもやさしい方で、「吹抜が寒い。でも吹抜はそうだと聞いていたし、窓も大きいし、仕方ないので良いのだけど・・・」と、あまりハッキリおっしゃらないので、それほどでもないのかな?と思ってしまっていました。実際、私が設計監理させて頂いたお宅で、「吹抜が寒い」とのご意見はほとんど頂いていなかったので。ただ、改めて考えてみると、「土間のある家」特有の事情があるのではないか、一度うかがって実際の様子を確認し、対策をご提案した方が良さそうと思い、おうかがいした次第です。(写真は、竣工時の夏の写真ですが、もちろんこの日は、とても寒い夕方以降の時間にうかがいました)

他の、吹抜などがある建主様に改めてヒアリングを行ない、「土間のある家の特有の事情」に、ある程度の予想ができたので、いくつか道具も持ってうかがいました。するとやはり予想通り、「コールドドラフト」が起きていたのでした。簡単に言うと冬などに、窓際の冷気が、「空気の流れとなって降りて来て人に当たること(特に足元など)で、人に不快感を与える現象」です。しかし、吹抜だから必ずコールドドラフトが起こるわけでは全くありません。実際に、「そうしたことはないと思う」との建主様が多かったです。「土間のある家」の場合は、いくつかの条件がそろってしまったために起こっているのだとほぼ確信しました。

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そして今回は、インスペクション(住宅診断)の技術などでも紹介されている「非接触温度計(要は、表面温度計)」と、通常の温度計を用いて、外気温、室温、窓や床の表面温度などをデータとして取らせて頂きました。とても貴重なものとなりました。

それより何より、足元がスースーするからとコタツを使い始めて、ずいぶんマシになったと言って下さっていたのですが、窓に面する側のコタツに座ってご説明していたのですが、本当にコールドドラフトは、もちろん程度の差はあるとは思いますが、ここまで不快なものかと改めて感じることができ、これもとても良い経験になりました。こんな思いを建主様にさせてしまっていたことを申し訳なく思いました。

こうした結果から、吹抜対策をいくつかご提案して来ました。費用をたくさん掛けて窓の断熱性能を上げるなどの一般的な対策はもちろんですが、できるだけ費用が掛からず、簡単にできるものも含めていくつかご提案したので、費用が掛からないものから順に試して頂ければと思っている次第です(もちろん、北海道の住宅のように、光熱費が掛かってもガンガン暖房を掛ける、というのも効果的ではありますが・・・) 。
※その後建主様が対策を採られたとのこと(無料で簡単なもの)で、それだけでほとんど改善したとのご報告を頂きました!

そういえば、「吹抜内にリビング階段を設けると、冷気がおりてくる」というのもネットでよく見られ、でももちろん対策できます(対策と言っても、そもそもそうならない方法もあります)。こうした吹抜対策は、新築の設計の際に考慮していくことはもちろんですが、既存の吹抜の寒さなどにお困りの方も、ぜひご相談頂ければと思いますし、必要に応じて吹抜対策のリフォームもご検討頂けるものと思います!(来初冬の対策を見すえての調査が有効かと思います)

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最後にですが、こちらの建主奥様は、以前にもお書きしましたが、家の飾りつけがとても上手で、楽しんでいらっしゃいます(笑) この日もドアのガラスに、かわいいプリントが貼られていました。今度また、「家を楽しむ、暮らしを楽しむ」として、ご紹介させて頂ければと思っておりますので、建主奥様、宜しくお願い申し上げます!(笑)

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