終戦70年
今年の8月15日は、終戦70年ですね。さすがに、いつもの年に比べて先の大戦の関係の放送なども多いようにも感じます。そうした過去の記録を顧みながら、今、平和というか、戦争のない国、状態で生きていられることを、改めてありがたく思います。
今年は70年とのこともあってか、玉音放送の原盤が公表されたり、皇居の防空壕として機能していた御文庫も初めて公開されたりなど、先の大戦に関する新たな資料にふれる機会がありました。
そんなところで先日、映画『日本のいちばん長い日』を観てきました。これは宣伝でも言われているように、先の大戦を終わらせる際に、どういった苦悩があり、どういった反対があったのか、そして、終戦を告げる玉音放送の阻止や、さらなる戦争継続を訴えた人たちによるクーデターなどを通じ、「戦争を終わりにすることがいかに大変だったか」を伝える映画です。それらの史実を詳しく知らなかった私には、とても興味深く観ることができました。
振り返ると私なんぞは、小学2年生の時に、家族旅行で広島の平和資料館に連れて行ってもらい、行かれたことがある方はおわかりと思いますが、かなり衝撃的な展示を観ることになりました。大人になって他の人の話をうかがうと、そんなに早くなくても・・・、という気もしないでもないですが(苦笑) それでも、戦争の悲惨さ、命は尊いとの価値観は、そうしたことを通じて形作られたであろうと思います。さらには中学の頃でしょうか、先生に『はだしのゲン』を読まされたりもしました。
そうしたことを考えると、私が子供だった30年前くらいに比べても、戦争について知る機会がずいぶん少なくなったのではないかと気になります。加えて、私の親は玉音放送を聞いた世代ですし、その親は、実際に戦争に行った世代ですので。戦争のことを語り継いでいくことは簡単ではないのだなと改めて感じます。現在では、戦争のみならず、これからの国家の外交や防衛などについていろんな意見があります。私もしっかり考えて、子供に伝えていかねばと思います。
年齢を重ねるにつれて、歴史などに興味が増していくな~、と感じます!
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