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2015年1月16日 (金)

杉板天井

「A-BASE」は、主たるLDKの杉板天井が貼り終わり、ようやく部屋が落ち着いた感じになってきました。大工工事は、残るはガレージくらいになって来ました。

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こちらの家では、LDKの天井が杉板ですが、それと同じように、外部の軒天も杉板にして室内と高さを揃えています。こうしてサッシュの高さを天井いっぱいまでのものにすると、室内と外部の天井がつながっているように見え、内外の一体感が強調されます。よく使われる方法ですが今回はさらに徹底して、杉板の貼る方向も全て揃えるようにしました。杉板による大きな版が浮いていて、そこにサッシュだけが取りついているように見えます。実際の仕上がりが楽しみです!

参考ですが、こうした効果を持たせる場合、「内外の天井材が同じように見える材料であること」が大切で、別に天井が杉板などである必要があるわけではありませんので・・・。

それともうひとつ。こうした効果を狙う場合は、ディテールがとても大切で、サッシュと天井が取りついているところをどれだけスッキリ見せるかといったことに私たちは尽力します。せっかくのサッシュがぶつかるコーナーなので、そこもできるだけスッキリさせたいと考えるのが基本です。でももちろん同時に、コストや性能などもはかりに掛けて、どれをどの程度重視するかは、それぞれの設計者次第でもありますし、私の場合は、建主様の希望などをふまえてバランスを取るように考えていくことが多いかな?というところです。例えばこちらのお宅では、写真でもわかるかと思いますが、サッシュのところにカーテンボックスが天井埋込でついています。もちろん、先のような意図からすれば、ボックスのようなものが必要のないブラインドなどの方が良いのですが、断熱性重視との建主様の意向をふまえカーテンにし、その中でできるだけきれいに見えるように頑張る、というのがここでのスタンスです。

そんな「A-BASE」ですが、工期が少し遅れて、完成見学会を2/28、3/1にさせて頂く見込みとなっています。詳細は追ってお知らせいたしますが、予約制になりますので、ご興味のある方は、今のうちからメールや、ウェブサイトの問い合わせフォームからお申込み頂ければと思います。

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