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2015年1月

2015年1月29日 (木)

キッチンから左官・塗装

「A-BASE」は、2/28(土)、3/1(日)で完成見学会を行ないます。詳細はもう少しお待ち頂ければと思います。

さて、現場の方ですが、大工さんの工事も終わり、仕上工事が始まっています。前回の記事から少し時間が空いたので、いろいろありますが、その中からいくつか。

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まずはキッチン、食器棚、キッチンカウンターの収納です。養生をしてしまっているのでよくわかりませんが、キッチンはシルバー色ステンレスのカッコイイ既製品です。建主様もとても喜んでいました。食器棚も養生してありますが、リビングからの見た目の統一感を重視して、既製品から造作に変更しました。カウンターの収納とともに、家具屋さんの仕事なので、さすがに細かくきれいに仕上がりそうです。

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そしてもうひとつ、壁にへこみが作られています。これは、建主様のご希望により、一般的に目立ってあまりカッコ良くないエコキュートなどのリモコン類を、スッキリと壁に埋め込むための準備です。

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そして最後。左官屋さんが、珪藻土の下地塗りから始めています。現在では、既に下地は全ての部分で終わりました。その他にも、塗装屋さんも入っていて、細かなところの確認などをしながら進めています。最初の写真の杉板天井は塗装したあとのものです。

ということで、現場では仕上が本格的に進んでいる一方で、まだ、建主様とともに検討中のところがいくつかあってバタバタやっています。大変な時期ですが、頑張ります!

2015年1月27日 (火)

余談ですが、『SUUMO注文住宅 群馬で建てる』

余談というか、ちょっとしたお知らせです。

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現在発売中の『SUUMO注文住宅 群馬で建てる』(リクルート社)の関工務所さんのページで、受賞作品のひとつとして「ball-house」が小さ~~~くですが(苦笑)掲載されています。(前号か前々号くらいでは、もっと大きな写真が施工例として載っていましたが)

この雑誌は、確か年4回の発行で、地元の施工会社さんを紹介する雑誌ですが、値段もいつも¥300ほどとお手頃なので、書店などにてごお買い求め頂ければ幸いです。一部のコンビニのほか、文真堂さん系列の書店や戸田書店さんなどでもおいてあると思います。専門書ではなく、一般ユーザー向けのハウジング的なコーナーに置いてあることが多いようです。いつもですが、大量に平積みされています(笑) 価格のせいもあって売れているようですが、次の号が出るまできちんと補充されている印象です。

「ball-house」の表彰式は来月です。そのあとに、受賞作品をまとめた書籍が発行されることは以前にもこのブログでお知らせしましたが、その書籍の原稿チェックなどもありましたが、どうなるんでしょうね~(笑) いずれにしても楽しみです!

2015年1月26日 (月)

軽井沢プリンスホテルスキー場

1月も後半になりましたが、少し暖かい日も出てきました。でも、暖冬傾向との予想ほどではない印象です。

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さて先日、子供を連れて、友人家族とスキーに行ってきました。軽井沢プリンスホテルスキー場です。わが家のある安中からは、もっとも手軽に行けるスキー場です。ただ、雪があまり降らないので人工降雪の場合も少なくないこと、1回券がなく、全体的に少し値段が高めであること、コースはある程度種類がありますが、狭めのコースが多く、またわが子のような初心者には、最後の部分に中級コースがあって心配であるなどいろいろあるのはあるのですが・・・。それでもキッズランドもあって、さらに小さい子がいる家族も楽しみやすいです。わが家も、子供を初めて連れてきたのはここだった記憶があります。

わが子は去年、コーチベルトを使って、ボーゲンで、最低限は止まれるようになりました。今年も、「スキー?行きたーい!」と大喜びで、そり遊びなどをしたがるかと思ったものの、迷いなくスキーをやるというので、お~と思っていました。そしてこの日は、数日前に結構雪が降ったようで、軽井沢としてはとても良い雪質でした。

でも現地に着くとやはり子供なのでしょうか、1年ぶりの雪の斜面に、ふざけて掛け登ったり、雪合戦として私に雪を投げつけてきたりで、なかなかスキーを始めようとしません(苦笑)ようやく何度か話をして、一緒にリフトに乗らせました。

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すると、「僕、ベルトなしで自分で滑ってみる!」というので、今年初につき、最低限の感触を思い出させるための練習をさせて滑らせました。「スキー三角(ハの字)~、止まって~!」など後ろから声を掛けていると、まずまずできるようです。「お~、上手になってきたね~!と褒めてやると得意げです(笑) たまに転ぶことはありましたが、一緒に起き上がり方を教えてあげてだいぶできるようになって来たり、曲がりたいときに何となく曲がれているようで、2本滑れただけでしたが、かなり進歩したような気がしました。小学生になって、基本的な足の力もついてきたというのもあるのだろうと思います。(わかりづらそうですが、上の写真の真ん中あたりで、ボーダー2人の向こうでボーゲンっぽい格好をしているのが息子です)

次は、ボーゲンでさらにしっかりスキーをコントロールできたり、ターンをする練習をさせようと思っています。そうすれば、初級者ゲレンデであれば、かなり一緒に滑れてますます楽しそうだなと思うのでした!

2015年1月22日 (木)

軒先のディテール

「ボルダリングができる家」は、今週、外部木部の塗装色などの打合せを行ないました。

そして現場も進んでいますが、今回は「軒先」について。
こちらの家はほぼ平屋のような形なので、基本的に屋根には雨どいを付けずそのまま地面の「雨落ち溝」と呼ばれる溝に落とす形になっています。これは、昔から寺社仏閣などでも使われて来た方法です。ご希望に応じて、設計することが少なからずあります。

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そうであるからなおさら、軒先をどのようにデザインするかが、建物の印象にかなり影響します。今回は、写真のように2段の破風(屋根下地である垂木をふさぐタテに貼る板)にしています。特に意識しなければ、15~20㎝くらいのセメント板を貼り、それに塗装するだけというのが多いでしょうか。

今回は、軒天はケイカル板で、木などに比べてスッキリした雰囲気の材料なので、それもふまえて、よりスッキリ、シャープに見えるような軒先にしているわけです。全体として外観を、かなりモダンな雰囲気にすることができます。

まだこれから塗装をするのでどのようになるかはお楽しみですが、初めてなので特に楽しみです!

2015年1月16日 (金)

杉板天井

「A-BASE」は、主たるLDKの杉板天井が貼り終わり、ようやく部屋が落ち着いた感じになってきました。大工工事は、残るはガレージくらいになって来ました。

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こちらの家では、LDKの天井が杉板ですが、それと同じように、外部の軒天も杉板にして室内と高さを揃えています。こうしてサッシュの高さを天井いっぱいまでのものにすると、室内と外部の天井がつながっているように見え、内外の一体感が強調されます。よく使われる方法ですが今回はさらに徹底して、杉板の貼る方向も全て揃えるようにしました。杉板による大きな版が浮いていて、そこにサッシュだけが取りついているように見えます。実際の仕上がりが楽しみです!

参考ですが、こうした効果を持たせる場合、「内外の天井材が同じように見える材料であること」が大切で、別に天井が杉板などである必要があるわけではありませんので・・・。

それともうひとつ。こうした効果を狙う場合は、ディテールがとても大切で、サッシュと天井が取りついているところをどれだけスッキリ見せるかといったことに私たちは尽力します。せっかくのサッシュがぶつかるコーナーなので、そこもできるだけスッキリさせたいと考えるのが基本です。でももちろん同時に、コストや性能などもはかりに掛けて、どれをどの程度重視するかは、それぞれの設計者次第でもありますし、私の場合は、建主様の希望などをふまえてバランスを取るように考えていくことが多いかな?というところです。例えばこちらのお宅では、写真でもわかるかと思いますが、サッシュのところにカーテンボックスが天井埋込でついています。もちろん、先のような意図からすれば、ボックスのようなものが必要のないブラインドなどの方が良いのですが、断熱性重視との建主様の意向をふまえカーテンにし、その中でできるだけきれいに見えるように頑張る、というのがここでのスタンスです。

そんな「A-BASE」ですが、工期が少し遅れて、完成見学会を2/28、3/1にさせて頂く見込みとなっています。詳細は追ってお知らせいたしますが、予約制になりますので、ご興味のある方は、今のうちからメールや、ウェブサイトの問い合わせフォームからお申込み頂ければと思います。

2015年1月13日 (火)

社会人初の?ボーリング

祝!前橋育英、全国高校サッカー準優勝!惜しくも勝利を逃して残念ではありましたが、大健闘ですね。
三連休も終わり、遅まきながら仕事モード全快です(笑)

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とはいえ、今回は仕事以外のネタですが、今年の正月に、おそらく社会人になってから初めてではないかと思われるくらい超久々に、ボーリングをしてきました!前橋のROUND1です。

ボーリングは、学校の近くにボーリング場があったこともあり、学生時代には、金もないくせによくボーリングをしていました。その甲斐もあってか、ベストスコアは230くらいです(確か)。

でも社会人になってからは、ボーリングだけの目的で行くこともなくなり、飲み屋の近くにあるわけでもないので二次会で行くなどもなく、全く足が遠のいてしまっていました。

久々にボーリング場に行くと、昔に比べてずいぶんあか抜けている印象でした(笑) しかもROUND1は、一定時間ごとにストライクチャレンジのようなものがあって、そこでストライクを取ると写真を撮ってプレゼントしてもらえるなど、イベント感もたっぷりです。でも、1ゲーム¥750とは、ずいぶん高くなったなぁと感じます。

3ゲームほどやりましたが、スコアは2ケタもあるなど散々でしたが、久しぶりに楽しむことができました。でも、投げたボールが戻ってくるところが2レーンごとにありますが、何だか最近のボーリング場は、スペースが狭くなったのでしょうか?、レーンの中央をストレートに狙っていくタイプの自分としては、左にボールが戻ってくるところがあったので、何だかとても窮屈で投げづらい感じがしました。まあ、それが右にあるレーンでも、スコアに変化があったかは微妙ですが(苦笑)

ガーターにならないガードが立ち上がって来たり、滑り台のようなものがあってそれで投げた感じになれるなど、小さい子供にとっても楽しめるような配慮があるのは、昔とは違った進化だなぁと思って感心したのでした。

ということで、今後はもっと頻繁に行ってみようと思ったのでした。そして、前橋のROUND1の1階にテナントで入っているバーガーキングが、とてもおいしかったのでした!

2015年1月 8日 (木)

陽の入り具合

週明けに年始回りも済ませ、通常業務が始まっています。でも結構休みボケが残っている感じです・・・(苦笑)

三が日はとても寒く、その後に寒さが緩んで良かったなと思ったら、また寒波襲来。そして今回の寒波は、少し長く居座るとか。いつになったらホッとできるのかと思いつつも、寒さに慣れて来たのか、今までほどでもないかなという感じもあります。

さて「ボルダリングができる家」も、年明けの仕事が始まっています。先日現場を確認に行くと、大工さんが1人で黙々と作業をしていて、いくつか質問を受けたりしました。

そんな中、「陽(ひ)の入り具合」を確認して来ました。パッシブデザインをある程度重視している私としては、どのお宅でも、日射のコントロールと通風には気を使っています。特に太陽は、夏場は暑さの、冬には暖かさの大きな要因になるので、間取りや庇、カーテン・ブラインド類などで「欲しい日射を利用できるように」と考えています。

特に冬場の日射は、それなりに寒い群馬のような地域ではやはり重要です。一時期から、室内環境を快適にするために、エアコンなどの機械を重視する考え方が住まいづくりでも広がって来ていますが、もちろんエコロジーやエコノミーの観点から、機械に頼りすぎるのは良くないと思うわけです。設計させて頂いたお客様に、実際に暮らして頂いての感想をうかがうことも多いですが、いずれの建主様も特に「冬に室内に陽が入ると暖かくてとても良い」とおっしゃいます。もちろん日射は、暖かくはあるものの「眩しさ」が弊害となるケースもありますのでコントロールの手段を用意しておく必要がありますし、陽が入ると空間が明るくなるので、そうした意味でのメリットもあると思います。それでもやはり、冬において太陽がもたらす暖かさは、人間が考えた機械などでは全然かなわないほどのパワーがあるということを改めて認識させられます。

ちょっと説明が長くなりましたが、設計させて頂いた家では、夏至や冬至の陽の入り方を現場でも確認することが多いです。「ボルダリングができる家」は、平面がL型で、どうしても「半日が陽が入りづらい」という傾向があります。もちろんそれをできるだけ解消するための方法も採ってはいますが。

そうしたこともふまえ、陽の入り方を見てみました。

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この写真は、14:30過ぎのものですが、L型の平面の影響をあまり受けることなく、正午に比べて太陽も低くなっていることもあり、この空間の奥の方まで陽が入っています。この日は冬至から既に10日ほど経っていたので、かなり日は高くなり始めているとは思いますが、それでもこの時期のこの時間にここまで陽が入るとは思っていなかったのでとても良かったです。

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そしてこの写真は、同じ時刻の西側部分です。既に太陽が西に回り始めていて、西面に陽が当たりますが、窓のある面は南で、坪庭状の空間の反対にある建物の部分が影を落とすことになりますが、この時刻には、南面にも陽が当たるようになっていました。この壁は、ふとんを干すことも想定しているので、日中すべての時間というわけには行きませんが、それでも結構陽当たりが確保できることが確認できて良かったなと思います。(こうした写真は、建主様にはよくわかると思いますが、それ以外の方は、わかりづらいとは思いますが 苦笑)

建主様におかれましては、どの季節のどの時間帯にどこに陽が当たるのかが、暮らして行く中でわかっていくと思いますので、うまく活用していって頂けると良いなと思います。

ちなみに陽当たりは、自身の建物の形などのみならず、近隣の建物による影響があるのももちろんです。自身の敷地にどのように陽が当たる(逆に影ができる)かは、ある程度シュミレーションできるソフトがあって、私も必要に応じて使っています。土地の購入の際や住まいを計画する場合に、陽当たりの状況が気になる方は、シュミレーションさせて頂くこともできますのでご相談頂ければと思います(もちろん、お仕事をさせて頂いている建主様向けのサービスですが)

2015年1月 3日 (土)

本年も宜しくお願い申し上げます

明けましておめでとうございます。旧年中に賜りましたご厚情に御礼申し上げますとともに、本年も宜しくご指導・ご鞭撻の程お願い申し上げます。みなさまに幸多き年でありますよう、お祈り申し上げます。

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今年の年賀状は、昨年3月に引渡しをした「土間のある家」にさせて頂きました。今年も、現在施工中の建物の無事の完成に励むとともに、新たな取り組みによって、さらにより良い年になれば良いなと思っています。

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