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2014年11月14日 (金)

畦道(あぜみち)

今朝はとても寒いですね~。でも、錦織選手、祝・ATPツアーファイナル準決勝進出!まだまだ楽しみです。

さて先日、当事務所で行なっている「無料プランニング」(最初の1回のプラン作成を無料で行ないますというサービス)をお申込み頂いたお客様の敷地を拝見して来ました。こうしたお客様は、設計監理のお仕事をご依頼頂く前の段階なので、このブログでご紹介することは少ないのですが、今回はちょこっと(笑)

敷地に行くと、うかがっていた印象よりも、何と言いますか、ちょっと牧歌的でした(笑) 周囲は時代とともに新しい住宅がたくさん建ち始めているエリアのようでしたが、こちらの敷地のあたりは、まだ田んぼとして残っていて、そこを造成して敷地にするご予定とのことでした。

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プランを検討する場合は、まず敷地を拝見して、その特徴やプラン作成でふまえるべきものがないか確認することにしているわけですが(法的な調査は、無料プランニングの際は簡単に行なうのみですが)、今回の敷地では、すぐ近くに「曲がった畦道」がありました。何だかとても懐かしい感じがしました。

私の自宅は安中で、それほど山間というわけでもないのですが、母方の祖父母の家が県北の自然豊かなところにあり、そこへ遊びに行くこと、たくさんのいとこが集まって遊ぶことが、幼少期のとても楽しいイベントでした。祖父母宅の近くにあった堰や、利根川の流れ、その近くにあった畑に一輪車で乗せて行ってもらってこと、これらは、自分の原風景だと思っています。

そうしたところで、川とは反対の山の方へ行くと田んぼが広がり、祖母に連れられて畔道もよく通りました。春にはフキノトウを、秋はイナゴを取ったり(私は食べるのは苦手でしたが 苦笑)、それぞれの季節に野花があったり・・・。これも懐かしい思い出です。

こちらの敷地近くの畦道では、田んぼとの間のちょっとしたスペースで畑などもしているようでした。何だか、ちょっと懐かしくなって書いてみました。ちなみに建主様も、このあたりは小さい頃から遊んだ思い出の場所だとおっしゃっていました。この先お仕事がどうなるかはわかりませんが、そうした親の思い出が子供に語り継げる環境というのは、住まいづくりにおいてもきっと大切なのだろうと思ったりします。もちろんそれは、現在ではきっと、とても贅沢なことなのかも知れませんが、こうした気持ちを少し持ちつつ、住まいづくりを考えて頂くのも良いなぁと、改めて思ったのでした。

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