« ナツメロ? | トップページ | とりあえず完成 »

2012年12月20日 (木)

「最高に心地のいい住宅をデザインする方法」

今日はこれから、完成間近の「ball-house」にお客様をご案内。それに合わせてのいろいろの準備がようやく終わりました。間に合って良かったなぁと(苦笑)

ところで、家を建てようと思った人の行動は、聞いているとさまざまですが、ほとんどの人が住宅展示場でいろんなメーカーのモデルハウスを見たり、雑誌を買ったりして検討をして行くものと思います。

121215

そんなところで、私も設計検討時や打合せでも頻繁に使っていて、以前からオススメだと思っていた本を1冊。エクスナレッジ社の「最高に心地のいい住宅をデザインする方法」です。

この本は、いろんな建築家の住宅作品が、オールカラーの写真と平面図などにより紹介されています。著名な建築家の、それも質の高い作品が集められているので、見ているだけでも楽しくなります。内容はおおまかに、「素材」、「吹抜」、「スキップフロア」、「内と外の一体感」、「敷地全体を居住空間にする」、「狭小敷地」、「二世帯住宅」という、家づくりにおいてとても気になる魅力的なフレーズによって分けられ、それぞれについて特徴のある住宅が数点ずつ掲載されています。表紙は谷尻誠さんの「北鎌倉の家」です。

せっかくの家づくりなのだからいろんな家を検討してみたいという方にはもちろんのこと、特に、(良くないというわけではなくて)ハウスメーカーのモデルハウスや、地元の工務店の施工事例を掲載した雑誌などではピンと来なくて、設計事務所や建築家という人たちに家づくりを頼んでみようかと思ったりする方にはとても参考になるのではないかと思います。
値段は税別¥3,200と、一般の建主様に見て頂く本としてはやや高めですが、それだけの価値はあるように思います。

ちなみに、たまに建主様と話題になるのですが、多くの書店では、こうした建築・住宅関係の書籍は、「建主向けのコーナー」とわれわれのような「専門家向けのコーナー」に分かれていることが多く、今回紹介した本など、比較的質の高い書籍や雑誌は、後者のコーナーに置かれていることが多いです。

ということで、書店に行かれた際には、ぜひご覧になってみてはいかがかと思います。

« ナツメロ? | トップページ | とりあえず完成 »