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2012年4月14日 (土)

リバース・モーゲージ

今週は、先日提出した確認申請がスムーズにおりてひと安心でしたが、できれば来週もう1件提出したいので、まだまだ頑張らねばです。

ところで、先日の上毛新聞に、群馬銀行で取り扱いを始めた「リバース・モーゲージ」という商品についての記事が掲載されていました。リバース・モーゲージというのは直訳すると「逆担保」という意味で、要は、通常の住宅ローンの逆パターンのようなイメージ。高齢者が自宅を担保に老後資金を調達する方法だそうで、群銀勤務の友人にも聞きましたが、高齢化社会に合った商品だし、地銀で扱うのもまだ珍しいとのことでした。

商品によって違いはあるようですが、おおむね自宅の、主に土地の評価額の6~7割程度までを、一括や年金方式で借入れでき、死亡時にこれら不動産を処分するなどして返済するというのが基本的な仕組のようです。

少し調べてみると、現役世代と違って自宅はあるものの手持ち資金が乏しくなる高齢者や年金生活者でも資金調達ができ、老後の生活を安定させたりより豊かにできたり、その他にも医療費に充てたり、長年住み慣れた自宅を手放すことなく暮らし続け、さらにはこの資金で自宅のバリアフリー工事を行なうなどもできるのだそうで、特に、将来の年金制度への不安が大きい私たち以下などの世代にとっては、結構魅力的に映る制度のように感じました。もちろん、将来的な金利上昇や長生きした場合などリスクもいろいろあるようです。

日本人の場合、土地に対する執着や、不動産は子孫に残したいとの気持ちが強い傾向があるとも言われますが、前出の記事では、子どもが独立して都心など県外で暮らし、地方の不動産が残っても相続や売却に困ることも多いなどの例も挙げられていましたが、その他にも「新しい分譲地」などでも利用価値があるかも知れないなと思いました。

住宅を建てる人は、一次取得者(初めて家を建てる人)の割合が多いわけですが、そうした方々は若い世代が多いため、比較的割安感の高い、新しい分譲地に(建売、売建なども含め)家を建てることも多くなります。しかしそうした敷地の多くは60~70坪ほどで、子育て時には、同じくらいの世代の人が多く親も子も交流が持ちやすいなどのメリットもあって良いようですが、子どもが大きくなってしまうと、家が手狭になってしまうことも多かったりするようです。しかも、例えば数十年後にその敷地に自分の子どもと2世帯住宅で建て替えようと思っても、駐車場なども含めると、敷地の大きさが不足することも多かったりするようです。そうしたこともあり、昔にぎやかだった分譲地が、子ども世代が戻りづらいために、高齢者の割合が高くなってしまう傾向にあるとも言われます。

そうしたことから、もしかすると住むのは自分たちの世代だけになる可能性がある家などの場合にも、こうしたリバース・モーゲージなども含めて、将来的な財産形成を考えるのも良いのかな?と思ったりしました。まあ私も、あまりこの手の話は詳しくないので、参考ということで(苦笑)

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