モズの早贄(はやにえ)
3月になりました。何だか急に冬の雰囲気が薄らいだ気がします。
今年は久しぶりに、安中の秋間梅林にも出掛けてみたいなと思っているところです。
さて2月某日、庭のジューンベリーを見ていたら、いつものようにカマキリの卵があったのですが、よくよく見てみると、その近くでトカゲらしきものが枝に刺さっていました! いわゆる「モズの早贄(はやにえ)」のようです。
モズは、比較的頭が大きくてずんぐりむっくりした、かわいらしい鳥ですが、こういう習性があるのが実に不思議です。写真は、それほどグロテスクでもない方だと思いますが、拡大できるようにしてありますので、苦手な方は、くれぐれもクリックなさらないよう・・・。
ちなみに、Wikipediaには、以下のように書かれています。
『モズは捕らえた獲物を木の枝等に突き刺したり、木の枝股に挟む行為を行い、「モズのはやにえ(早贄)」として知られる。稀に串刺しにされたばかりで生きて動いているものも見つかる。はやにえは本種のみならず、モズ類がおこなう行動である。
秋に最も頻繁に行われるが、何のために行われるかは、全く分かっていない。はやにえにしたものを後でやってきて食べることがあるため、冬の食料確保が目的とも考えられるが、そのまま放置することが多く、はやにえが後になって食べられることは割合少ない。近年の説では、モズの体が小さいために、一度獲物を固定した上で引きちぎって食べているのだが、その最中に敵が近づいてきた等で獲物をそのままにしてしまったのがはやにえである、というものもあるが、餌付けされたモズがわざわざ餌をはやにえにしに行くことが確認されているため、本能に基づいた行動であるという見解が一般的である。
はやにえの位置は冬季の積雪量を占うことが出来るという風説もある。冬の食糧確保という点から、本能的に積雪量を感知しはやにえを雪に隠れない位置に造る、よって位置が低ければその冬は積雪量が少ない、とされるが、はやにえ自体の理由は不明である。』
余談ですが、今年は庭を眺められる場所で仕事をしていることが多いので、木の枝や地面にやってくる鳥が、とても目を楽しませてくれます。素早く逃げられてしまうのですが、今度チャンスがあったらカメラにおさめて、ブログにもアップしたいなと思います。ずっと前からこのブログを見て下さっている方の中にはご記憶の方もいらっしゃるかも知れませんが、「鳥」というのは実にかわいいです(笑)
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