震災から2週間
大震災から2週間が過ぎました。津波や地震の被災地では、仮設住宅の建設も始まるなどしているようで良かったですが、原発が依然として余談を許さない状況のようで心配です。
今週、東京の浄水場などから、乳児の暫定規制値を上回る放射線が検出されたとして水道水の摂取制限が出されましたが、群馬でも、また水が売切れていました。ビックリです。
「ヨウ素100ベクレル/kgの水を乳児に1年間飲ませ続けるのは、念のためやめておきましょう」というレベルの量のヨウ素が検出された日がたった2日続いただけで摂取制限をする行政は過剰反応との意見もあって、それはそうだと思いますが、行政は、立場上そうせざるを得ないというだけで、今のところ全然心配ないようで良かったなと思います。ペットボトルの配布、飲料水メーカーへの増産指示、農産物の出荷制限など、対応に万全を期すようにするのが、かえって不安を与えているなどと言われてしまうのは気の毒な気もします。
あまり言われませんが、空気中や土壌にある放射性物質が、雨で川に流れ込むというのですから、東京など、川下の方が汚染濃度が高く出やすいのだろうとも思います。ヨウ素131の半減期が8日なら、水道水を汲み置きして数日後に飲めば良いかと思っていましたが、あまり日数が経つと他の雑菌が繁殖する恐れがあって(煮沸すれば良いのかも知れませんが)オススメではないとのこと。なるほどです。150ベクレル/kgの水道水でも、イオン水などで例えば半々に割れば75ベクレルになって乳児が飲んでもOKなのだろうなぁとは思います。
久々に「朝まで生テレビ」を途中まで見ましたが、「賞味期限は書いてあるけど、みんな期限切れでも食べるでしょ?」というのが気に入りました。あまり心配して買い込んでしまって、被災者など、必要な人への支給が遅れたりしなければ良いなと思います。
あとは、チェルノブイリの事故後の調査をしてきたというどこかの先生が、「セシウムによる健康被害は見受けられていない」と言っていたのが気になるので、気に留めておこうと思っています。
水だけでなく、農産物の風評被害も心配です。じっくりと状況を見きわめて行動していきたいなと思います。
計画停電は、電力需要が増す夏場などにも行なわれるだろうと言われていますが、計画停電以外の方法で対処できるようにするのが経済にとって良いでしょうから、何とか頑張っていただきたいです。今年も昨年のような猛烈な暑さだと仮定した場合に、不足しそうなのが500万kWほどと東電の役員さんがテレビで言っていたので、何とかなるのではないかと期待しています。
それと、仲間内の話では、義援金はどこに募金するのが良いのか話題になっていました。いろんな会社やグループなどで義援金を募っていますが、最終的にお金が行くのは、日本赤十字などほんのいくつかしかないようなので、そうしたところへダイレクトに募金するのが安心だなとの話もありました。
新潟で以前に被災した友人の話だと、義援金は、何度かに分けて自治体から、被害の程度に応じて手元に届いたとのこと。また物での支援は分配に手間がかかり、もったいないけれど捨てられてしまうケースも多かったそうです。
そういえば地震の翌週に、福島市内の建築系の友人に電話しましたが、建物の応急危険度判定に行ったものの、1号機の水素爆発で中止。原発が不安なので自主避難の準備をしているとバタバタしていました。気になります。
今回の震災では、津波と原発に報道が集まりすぎて、浦安の液状化などをはじめ地震そのものによる被害が、ここ数日でようやく少しずつ報じられるようになってきました。今後も注視していかねばと思っています。
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