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2010年7月27日 (火)

管理建築士講習

日曜は、恒例の一級建築士・木造建築士学科試験の試験監督をしてきました。会場はエアコンがないので室温約34℃! 受験生の方はもとより監督も汗ダクです・・・。

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さて先日、一級建築士の定期講習というのが法制化されて受講して来たとの記事を書いたばかりですが、先週、今度は「管理建築士講習」を受けてきました。

建築士資格は、一級、二級、木造の三種類があります。それぞれの建築士が他人からお金を頂いて設計や工事監理などの仕事をする際は、建築士事務所(いわゆる設計事務所)として登録をしていなければならないことになっています。「管理建築士」というのは、建築士事務所を管理する、つまり代表となる建築士のことで、その建築士事務所の業務全般を把握し責任を持つ立場なので専任性が求められ、ほかの建築士事務所の管理建築士を兼任したり、派遣社員が管理建築士になることはできないことになっているというものです。

管理建築士についても平成20年に建築士法の改正があり、今までは、建築士資格を取得すれば建築士事務所を開けたのが、資格取得後3年以上、設計などの実務経験を積むこと、そして、今回のような管理建築士の講習を受けて修了することが必要になりました。私も事務所を開設した際には一度講習を受けましたが、講習会が法的に義務化されたので、一度受けた人も再度受けないといけないのだそうで、行って来た次第です。

講習の内容は、先日の一級建築士の定期講習の内容と重複するような、建築士に必要な情報のほかに、建築士事務所の設立や登録、業務上求められる倫理、経営管理、そして設計・監理の契約についてなど、事務所運営者として必要な情報も多いのが特徴です。やはりビデオによる講習で、講義後に修了考査がありました。

今回の講習では、改めて建築士事務所の仕事内容、役割などについておさらいしました。例えば個人の住宅をつくる際に、「建築士事務所(設計事務所)に仕事を依頼する場合と、その他の場合では何が違うの?」とお感じの方も少なからずいらっしゃるように思います。そうしたことも、おいおいこのブログでもご紹介できたらなと思います。

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