縁側のDIY塗装
「夕涼みの家」は、完成に向けて着々と仕上工事が進んでいます。
5月の最終週には外壁の吹付が終わり、先週には内部のビニールクロスまで貼り終えました。
そんな中、週末には、お施主さんと一緒に縁側の塗装をしました。現場監督さんや塗装屋さんにアドバイスを頂きつつ・・・。縁側として組み立ててしまうと塗れない部分があるので、材木の段階での塗装です。ちなみに「デッキ」ではなくてあくまで「縁側」。靴ばきではない、昔ながらの空間です。
塗料はオスモです。色もいくつか見本塗りをしてもらいましたが、色付きの塗料だと、どうも室内の無垢フローリングの自然な色合いとの差が大きすぎるので、最近オスモから発売された「オスモカラーウッドステインクリアープラス」という、改良版のクリアー(透明)塗料を使うことにしました。外部の木部用塗料は高い耐候性が求められ、基本的にはクリアーは向きませんが、多少改良された(メーカー談)ということと、今回の縁側は大きな下屋におおわれていて、雨や、特に塗装を劣化させる日射がかなり防げるということもあり、お施主さん同意の下での、いわば「実験」です(笑)
いずれにしても特に外部の木は、数年に一度のメンテナンスは必須なので、お施主さんにやってもらえば良い練習になりますし、コストも結構安く済むのでオススメです。もちろん、プロの仕事にはかないませんが。
他のメーカーのクリアー塗装を自分で塗ったことはないので、実感として比較はできないのですが、ハチミツのような固さで、なかなか塗料が伸びず、結構力が要りました。そうしたこともあって厚く塗ってしまうせいか、塗料が予定よりも余計にかかってしまいました。なかなか難しいものです(笑) それでもお施主さんも、楽しく塗ってもらえたようでした。
今週はじめには外部足場も取れ、外観があらわれました!お施主さんの感想はまだうかがえていませんが、おおよそイメージ通りに仕上がっているのではないかと思います。
●完成した縁側と家の様子はこちら↓(2011-6追記)
「夕涼みの家」(磯貝地域建築設計事務所WEBサイト)
●2年後の縁側塗装メンテナンスの様子は→こちら (2012-6追記)
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