一級建築士定期講習
本日、一級建築士の「定期講習」を受講してきました。
建築士の定期講習は、平成17年に起こった構造計算書偽装事件を受けた平成20年の改正建築士法において、建築士事務所に所属する建築士に3年に一度受けることが義務付けられた講習です。
講習会の実施は民間開放されたので、県内の某建築士の資格学校で受けてきました。今までの講習会などと違って、遅刻したら欠席扱い、仕事の電話でたびたび席を立ったり、テキストをもらって途中で帰るのももちろんダメで、結構本気モードの講習会です。
内容は、最新の法改正や技術に関する情報の概要などを中心に、「建築基準法」、「建築士法」、「その他関係法令の改正等」、「設計及び工事監理に関する科目」の4つに分かれていて、最後の修了考査(要はテスト)1時間も含めて、朝の9:30から17:30まで、途中に休憩が入るものの一日がかりの講習でした。
この資格学校の講習は、講師がテキストに沿って話すビデオを流すという形式で、こういうのは初めてだったので結構新鮮でした。「○ページの○行目・・・」と言われて見てみると行数が間違っていたり、「先ほどの私の説明は良くなかったのですが・・・」とかしゃべっているのがそのままビデオになっていたり、リアルな講習風と言えなくもないですが、ちゃんと編集すれば~!?などとツッコミを入れながら聴いていました(笑)
この講習は、「設計・工事監理を行なう建築士事務所の建築士は、業務の実施にあたって必要となる能力を確実に身に付けておく必要がある」ため法制化されたそうで、長時間に及んでドッと疲れる講習でしたが、内容自体は浅く、当然ですが実際の仕事に必要な知識のごく一部しかカバーしていないものでした。建築士資格のみならず、特に技術系の資格についてはよく言われるようですが、「資格を取ったからといって仕事ができるようになるわけではない。でも、持っていないと話にならない」ということ、そして私たちの仕事の奥深さを改めて感じさせる機会でもありました。これからも、こうした講習のみならず、いろいろに精進していかねばと思います。
さて、日付がかわって未明には、サッカーワールドカップ、決勝トーナメント進出をかけたデンマーク戦です。仮眠してTV観戦せねば! でも起きられるか心配です・・・。
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