先週末に、群馬建築士会青年委員会の総会があり、役員改選ということで、私も4年間の務めを終え、無事に卒業することができました。
青年委員会とは、群馬建築士会の中にある委員会のうちのひとつで、県内12ある支部の青年部長と直前部長、年齢的には45歳以下で、おおむね30歳代~40歳前後の会員が、この委員会を構成するのが基本となっています。私は、以前の勤務先の関係で高崎支部に所属しているので、高崎支部の者として参加していました。委員長からは、相談役のような立場で委員会に残ることも勧めて頂きましたが、高崎は若い会員が多いのでどんどん世代交代をするのが良いという伝統(?)があり、スパッと卒業です。(高工の授業は、引き続きお手伝いさせて頂くようですが) いずれにしても、高崎支部で大変お世話になった先輩方から受けたバトンを、無事に後輩に渡せたということで、ホッとしているところです。
青年委員会の活動は、以前は主に、年に一度、関東甲信越10都県が参加する青年建築士の大会への参加と、群馬建築士会内で行なうゴルフ大会の運営でした。しかし、私が青年委員会に参加させて頂く前の年に、関東甲信越の大会が群馬で行なわれて盛り上がっていたところだったので、当時の委員長の下、青年委員会の活動も活発になってきたようです。
関東甲信越の大会では、「建築士の地位の向上、資質能力の向上」などについて常に議論になるので、いろいろと考えさせて頂くことができました。また大会では、各都県の代表者による発表などがあり、4年前の山梨大会、そして去年の埼玉大会でも、群馬の青年委員会が最優秀賞を頂くことができました。私も陰にひなたに、ある程度はお役に立てたようで、2度とも仲間のみんなに胴上げをして頂きました。
後半の2年間は副委員長をさせて頂いていましたが、同時に、2年前に行なわれた、一般の建主様の家の設計者を、建築士会の会員の中からコンペ形式で選ぶという「群馬建築士会 住宅設計コンペ」の担当者をさせて頂き、仕組の構築から実際の運営まで、汗をかかせて頂きました。
さらに最後の年には、高崎のミニFM局であるラジオ高崎さんのご厚意により、青年委員が出演してのシリーズ放送、「群馬建築士会の楽しい家づくり」を6回に渡って放送して頂きました。その他にも、学生さんを対象とした設計コンペや、その他の勉強会などもあり、真面目に楽しく参加させて頂きました。
青年委員会での活動では、「将来の自分たち建築士のために、青年である今できることを精一杯やる」、「建築士会を、会員にとって具体的なメリットがある魅力的な会にする」ことを私なりの目標として頑張ってきました。そうした意味では、特に「住宅設計コンペ」は、それまで会員同士の親睦の機会と、実務向けの法令講習などを提供するくらいであった建築士会が、一般の方と接点を持ち、建築士の職能を社会にアピールしながら、会員にとってもメリットのある事業だったなと思っています。なかなか大変なので、今後行なわれるかは微妙のようですが・・・。
最後なのでジコマン的にいろいろと書いてみました(笑) 青年委員会では、いろいろなことに取り組ませて頂きましたが、これもひとえに、今まで長い時間を掛けてベースを作ってきて下さった先輩方、そして、一緒に頑張った仲間の委員のみなさんのおかげです。本当に良い経験をさせて頂いたなと思っています。ありがとうございました!
群馬建築士会、そして青年委員会が、今後もますます魅力的な会になって行くことを期待しています。一般のみなさまには、特に家づくりなどにおいて、建築士にいろいろとご相談頂ければと思いますし、建築士の方には、ぜひ群馬建築士会に入会して頂き、そして若い建築士の方には、ぜひ青年建築士としての活動に参加して頂きたいなと思います。
社団法人 群馬建築士会
(リンク先のページ内の「青年委員会」から、青年委員会のブログが見られます)
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