説明会と総会
木曜は午後から、安中市役所の会議室を会場として高崎土木事務所・建築係が実務者向けに開いた、「建築確認手続き等の運用改善に係る説明会」に参加してきました。途中に少し休憩があっての2時間半の説明会でした。定員100名のところ、7、8割方は席が埋まっていたように思います。金曜には高崎市役所、来週には藤岡市役所で開かれるそうです。
「建築確認」とは、「建築基準法という、建物のつくりを規定した法律に合致した設計になっている」などを、行政などが「確認してくれる」(「許可」ではありません)もので、ほとんどの建物を建てる際に必要な行為なわけです。説明会の内容としては、例の構造計算書偽装事件を受けて厳しく、細かくなったこの建築確認の手続きが、実務的には多少の弊害を生んだために、その運用改善が6月1日から始まるとのことで、その改善の内容の説明会でした。
運用改善は大枠では、「建築確認がスピーディーになるように」と「建築確認の書類や図面を簡単にします」の2つから成っていましたが、あくまでも国交省が出した指針の説明で、実際の取り扱いについては各確認検査機関と相談して下さいという感じでした。いわば「ビルもの用」と「住宅用」の2冊のテキストがあり、主にビルものにかかわる「適判(構造計算適合性判定)」については、スピーディーになる余地が感じられましたが、それ以外のほとんどの部分は、「実際にやってみないとわからない」という印象でした。こういうご時世なので、無料の説明会なのに、とても立派なテキストだな~と思ってみたり(笑)
ほかには、昨年改正された、簡単に言うと古い建物のリフォームなどの際の手続きの仕方についてもテキストに含まれていて、その説明にもかなりの時間が割かれました。いずれにしても参加しておかないといけないような内容だったので、有意義な説明会でした。
その後は、毎年この時期に行なわれる、(社)群馬建築士会高崎支部の総会でした。少し遅れましたが総会から参加して、来年度の事業計画や予算、役員などの承認が行なわれました。総会の後には懇親会があり、いろいろな方々とご挨拶させて頂いたりしました。構造設計・構造計算の専門の方に、昼間受けてきた説明会の内容について、「実際はどうなんですか?」などと言った話も投げかけて、いろいろ情報も頂くことができました。今年は結構面白かったような気がします。
それに引き続いて、高崎支部の青年部有志での飲み会。青年部長を終えてからのこの2年は、直前部長的な雰囲気が漂うので少しは気を使いましたが、これでいよいよ青年部関係もお役御免でスッキリです(笑) それと、青年部でも仕事でも頑張ってくれていた有望な人が、実家のある地方に帰るとのことで、その送別会でもありました。楽しくもあり、残念でもある飲み会でした。
という感じで、何となくバタバタと、建築士っぽい一日でした。
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