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2009年6月 9日 (火)

「第1回住宅設計コンペ」完成見学会

6/7(日)に、昨年度に群馬建築士会で実施した「第1回住宅設計コンペ」の完成見学会を行ないました。

昨年冬に着工し、途中で構造見学会もさせて頂き、今日を迎えることができました。完成見学会では、コンペで最優秀賞を受賞し、設計・監理をして頂いた、中之条支部の田中伸明さん(アトリエN)からの設計主旨のご説明もあり、一日だけでしたが、建築士会会員の方のみならず、一般のみなさまにも、多数ご来場頂きました。参加者の方には、田中さんに質問などして頂きながら、自由に見学して頂きました。

最後には、コンペの建主であるS様からご挨拶を頂きました。設計・監理の田中さん、S様をご紹介頂き、施工をされた関工務所の関敏孝さん(沼田支部)などに対して、お願いして良かった旨のお言葉がありました。そしてさらには、企画・運営した青年委員会や、その中でS様との応対を担当させて頂いた委員長や私にも、感謝のお言葉まで頂きました。それも、私たちがS様との夜遅くの打合せの後にも、駐車場でいろいろ打合せしていた姿を見てくれていたとのこと。ご挨拶をされているS様も、感極まったご様子で、私も思わずうるっとしてしまいました。S様は約30歳で私たちよりもお若い年代ですが、初めての企画に参加するにあたっての打合せや、二次審査での設計者に対しての質疑など、僭越ではありますが、ご自身での考えをしっかりお持ちで、しかもそれを適切に相手に伝えられる、とても素晴らしい方でした。S様には、見学会当日に感想などご挨拶を頂きたい旨、事前にお願いしてありましたが、きっと、今までのコンペでの家づくりを振り返って、しっかり挨拶の内容を考えて下さったこと、そして本当に、群馬建築士会の住宅設計コンペに家づくりを頼んで良かったと思って頂いていることを感じました。

住宅設計コンペでは、微力ではありますが担当者として、青年委員会のみなさんと一緒に、企画の段階からいろいろと苦労をして来たつもりです。「初の群馬建築士会のコンペの建主として応募してくれた建主様にご迷惑をお掛けすることはできない、最高の家づくりを楽しんでもらいたい」との気持ちだけでやって来ました。そうした中、田中さんや関さんはもちろんのこと、応募して下さった会員のみなさま、一緒にコンペを企画した青年委員会のみなさんのおかげで、建主様からこのような最高の評価を頂けたのだと思います。本当にありがたいことです。

これからもこの住まいで、S様ご家族が、健やかな生活を営まれますよう、心からお祈り申し上げますとともに、今後のコンペの参考として、たまには住み心地などおうかがいしたり、お邪魔できれば良いなと思います。

さて、この完成見学会の様子も交えて行なわれる、来週の関ブロの発表はいかに?

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