適判物件の建築確認準備
明日、適判(構造計算適合性判定)物件の建築確認を出すとのことで、今日は最後の準備作業をしていました。私も参加している株式会社ADU(Architectural Design Unit)さんのお仕事です。
私はこの物件は担当ではないので、補助的に数枚の図面を描いたり、こうした確認出しの手伝いをしているだけなのですが、それでもやはり大変です。昨年6/20の法改正で、適判が導入されるとともに確認審査も厳しくなってから初めての適判物件です。何となく写真を取ってみました。後ろの紙ファイルに閉じられているのが構造計算書ですが、そのうちのひとつが適判用です。その他にも、昨年の法改正で添付することになった、どうでも良いような書類が結構あって、物件を担当していた人は、かなり大変だったようです。
今年になって、高崎市内でも大きいゼネコンなど、数社が倒産などしました。適判導入と関係があるかは不明ですが。しかしあの法改正は、なかなか大変です。未だにマスコミなどでは「法改正による建築確認審査の厳格化に伴い、着工件数が激減し・・・」と伝えていますが、以前にここでも書きましたが、普通に業界の人の話を聞いたり、私が日々の業務で実感している範囲では、確認審査が遅れたり混乱したりで、「なかなか確認がおりない、着工件数が減っている」というのは、原因は「審査を厳格にしたから」では全くなくて、単に「建築基準法を作って施行する側の準備不足」です。制度がスムーズに動くように準備をしてから法を施行すれば、ここまでのことにはならなかっただろうというのが、業界内の常識的な見方のようです。
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