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2007年12月22日 (土)

で、結局-名付け奮闘記4

 そんなこんなで行き詰まり、名付けもほったらかしにしていましたが、予定日まであと半月くらいになり、夫婦でワタワタし始めました。

 候補として残った呼び方で、別の漢字、字の意味も良くて、画数も悪くないのは? 探せど探せど新たな文字にたどり着かず。かみさんが「『俊太』でいいよ。字の意味も画数もバッチリだし。で、他に良いのがないか、残りの時間で探すってことにしたら?」と言う。まあそうだな、ということでこの時期にしてようやくひとつ仮決定。(こう書いていると、私はかみさんに頭が上がらないって感じですね)まあ、親を超えられないなんてのは、武士の時代の迷信のような気もするし、ちょうど安倍さんが総理大臣で、既にその頃には総理の器でないことが露呈していましたが、「まあ、曲がりなりにも総理大臣になれて、親父の晋太郎さんを超えたと言えば超えたし・・・」と納得することに。第一、自分くらいなら超えるの簡単そうだし。

 「俊汰」も検討しました。以前から、かみさんにはたまに言っていたのですが、どうも磯貝という名字を、私はあまり好きではありません。「何で群馬みたいな海無し県で、そんな海っぽい名前?」というのもありますが(安中の山奥に「赤穂浪士の象」みたいなのがあって、その四十七士の中に磯貝十郎左衛門というのがいて、「すわ子孫か?」と子供の頃に思いましたが、全然関係ないらしい・・・)、磯も貝も字が固い印象で、響きもあまり良いとは感じていませんでした。子供の頃から。姉などは特にそうで、普通の名字の人と結婚して、とても喜んでいたくらいです。そんな名字との組合せの難しさを打開する策として、「水のイメージを持つ字」というのがずっと頭にありました。そうすれば姓名で一貫性が出て、全体として多少は雰囲気が良くなるのでは?と期待したわけです。汐、凪、渚、浜など海に関連した字はもとより、サンズイが付いた字ならいいなと思っていたのです。なので、「太」が決まった頃から、上の字が水と関係なかったら、かわりに「汰」にしようかと考えていました。

 そこで、いよいよ名付けも最終段階に入って「俊太」に仮決定した時に、「『汰』はどう?」とかみさんに切り出しました。するとかみさんは「・・・何か、あまり良い単語に使われないよね」と言います。そりゃあ自分も頭にはありました。確かに「警察沙汰」など、そういう傾向はないとは言えません。うちにある広辞苑はもちろん、図書館に言って同様の大きな辞書をあさりましたが、やはりあまり良くない定義が多い印象でした。もちろん辞書によって違いはありましたけど。「太」が人気で、この「汰」を使っている人も結構いるので、ネットで調べてみたら、やはり同じように悩んでいる人の書き込みなどがありました。しかもかみさんが「『俊汰』は画数が悪いよ」と。一応粘りましたが、どうしてもイヤだと言うので、あえなく「汰」は断念することになり、幼い頃からの、私のかすかな夢は玉砕してしまいました。

 こうした経緯で最初の話に戻って、「しゅんた」という発音で、入院中のかみさんと、「俊」以外に私が探した字について話し合いました。最後まで残っていたのは「洵太(しゅんた)」でした。さんずいで水っぽいし、でも確か画数が良くないみたい。しかも、どうしても「じゅんた」と読まれそうでしたし、意味もイマイチ、ピンと来ない。ということで、最終的に子供の名前は「俊太」にして、急いで出生届を出してきました。余談ですが、市役所で字の確認をするらしいのですが、「太」の字は、「大」の字の左下に向かう線に、点がくっついているのが正式なのだそうで、出生届を直すハメになりました。

 その日以来、もちろん私ら夫婦は「俊太」と呼んでいますが、知り合いなどにはほとんどメールで名前を知らせたので、よその人から「俊太」と呼んでもらったのは、確か、退院後まもなく我が家を訪問してくれた助産師さんだったと思います。「俊太く~ん」ってな感じで。その時は、何だかジ~ンと来ましたし、その名前を付けたことを改めて実感しました。

 子供ももうすぐ5ヵ月になります。今となれば、名前なんて何でも良かったのかな、と思うくらい子供はかわいいです。あれだけ悩んだのは一体なんだったんだろう?とかみさんと懐かしく話しました。ちなみに前出の名前ランキングによれば、今年は男の子の名前に使われる人気の漢字のトップは「太」なんだとか。でも、「俊」の字はあまり多くないようなので、「俊太」はそれなりに良かったかも、とひと安心です。全体的に、あまり重みのある名付け過程ではなかった感じですが、いずれにしても、自分の名前がどのようにして決まったのか、子供が理解する日がいつか来ると思うと、何だかワクワクします。良い子に育って欲しいし、良い子に育てなければと改めて思った「名前ランキング」でした。

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