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2007年1月 7日 (日)

少林山だるま市

020  1月7日に、少林山達磨寺で行なわれているだるま市に行ってきました。毎年、1月6日、7日の両日に行なわれているだるま市、上毛かるたの「え:縁起だるまの少林山」でお馴染みです。小さい頃は、比較的近い場所でのイベントであるにも関わらず、子供の頃には一度も行ったことが無かったのですが、事務所を開設して以来、毎年、商売繁盛のお札を買いに行くようにしています。特に信心深いわけでもなく、ただの縁起担ぎなのですが、それでもこうしてやってこれているのも、達磨寺のお札のお陰かもしれないな、なんて思うこともあったりして・・・。

 例年は、やはり6日の夜が一番参拝客が多く、私も例に漏れず、その頃に行っているのですが、その夜はかなり寒そうとの予報だったため、2日目の昼間に行くことにしました。それでも今年は、開催が土日と重なったためか、比較的すいているはずの 2日目の昼間にもかかわらず、かなりの人手で賑わっていました。

 通称中曽根道路と呼ばれる、鼻高町から乗附町へ通ずる道路から参道へ進み、一番最初のところに、昨年のだるまやお札を返すところがあり、そこから大渋滞の急な階段を上って、ようやく境内に辿りつきます。そこでお札の祈祷の申込をしてから、待つこと20~30分、祈祷を終えて、お札を手にすることができます。帰りの順路は、くねった山道の両側に屋台や休憩所などがところせましと建ち並んでいて、例年は、そこで一杯引っ掛けて帰ります。

 商売繁盛を兼ねた祈願であれば、基本的にはどこのお寺などでも良いと思うのですが、それでも少林山へ出掛けているのは、やはり以前の職場からのつながり、具体的には、この達磨寺にある洗心亭に、ドイツ人建築家ブルーノ・タウトが、井上工業の創業者一族の井上房一郎さんのはからいで昭和9年から11年まで身を寄せていた、ということからです。ブルーノ・タウトという建築家は、建築史の教科書にも出てくる、ドイツ表現主義での有名な建築家です。

ブルーノ・タウトに関する達磨寺のHP

 井上工業の関連会社であったキャド計画研究所にいた頃、その時の上司に連れられて、一度、そのご祈祷を受け付けて、お札を渡す人たちのお手伝いをしたことがありました。時期が時期なので、参拝に行く際も、厳重な防寒対策を施して出掛けますし、その時もそうだったのですが、それでも、板の間の冷たさに、ああした方々の大変さを身をもって感じたものです。そんなことも改めて思い出したりもしました。

 いずれにしても今年も、年中行事を無事に終えられれてホッとするとともに、新しいお札を作業部屋に飾って、さらに気合を入れて仕事に励めそうです。

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